8日の米国株はほぼ変わらず。欧州中央銀行(ECB)の金融政策と解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言は金融市場を動かす材料にはほとんどならなかった。

  S&P500種株価指数はほぼ変わらずの2433.79。ダウ工業株30種平均は8.84ドル(0.1%未満)上げて21182.53ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇した。

  ECBは政策金利を全て据え置き、量的緩和プログラムの現状維持を決定した。コミー氏は上院情報特別委員会で証言し、自身の解任を巡る大統領の説明については「全くのうそだ」と言明した。投資家は英総選挙の結果に注目している。

  ドラギECB総裁は政策決定会合後の記者会見でユーロ圏のインフレはまだ十分ではないとの認識を示し、経済成長の見通し改善に水を差した。総裁は「成長見通しを巡るリスクはおおむね均衡していると考えられる」と言明。「同時に、景気拡大はまだ力強いインフレにつながっていない。これまでのところ、基調的インフレの指標は引き続き弱い状態にとどまっている。従って、非常に高い度合いの金融緩和がなお必要だ」と述べた。

  S&P500種業種別11指数の金融株は1.1%上昇。リージョンズ・ファイナンシャルが高い。一方、エネルギー株や公益事業株は下げた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は10.16に低下した。
  
  米労働省の発表によると、先週の新規失業保険申請件数(季節調整後)は前週比1万件減の24万5000件となった。

原題:U.S. Stocks Little Changed on Comey, Euro Weakens: Markets Wrap(抜粋)
Draghi Says ECB Needs Patience as Inflation Stays Subdued (3)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE