ユーロ圏経済は1-3月(第1四半期)に改定値を上回るハイペースで拡大した。内需が成長を後押しした。
  
  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が8日発表した1-3月のユーロ圏域内総生産(GDP)確定値は前期比0.6%増と、改定値の0.5%増から上方修正された。成長の原動力はもっぱら個人消費と投資で、貿易はプラス寄与しなかった。

  スコシアバンクのインフレ・金利ストラテジスト、フレデリック・プレテ氏は、「確定値の上方修正は朗報だが、インフレ見通しがネックで欧州中央銀行(ECB)の政策姿勢変更を促すには十分ではない」と発言した上で、「とは言うものの、ユーロ圏は素晴らしい勢いで今年のスタートを切った。これまでの経済指標に基づけば、4-6月(第2四半期)も継続している公算が大きい」と語った。

  最近の経済指標は、ユーロ圏経済の先行きの明るさを示す。雇用創出と企業景況感を支えに、5月の製造業とサービス業の拡大ペースは6年ぶり高水準にある。ECBのドラギ総裁は域内景気が堅固さを増しつつあるものの、インフレを押し上げるには依然として金融緩和が必要だとの主張を繰り返している。

  ユーロスタットによれば、1-3月の家計支出は前期比で0.3%増え、GDP成長率への寄与度はプラス0.2ポイント。政府支出は0.4%増で、寄与度は0.1ポイントとなった。投資は1.3%増で、成長率を0.3ポイント押し上げた。域内GDPは前年同期比では1.9%拡大した。

原題:Euro Area Proves Stronger as First-Quarter Growth Revised Up (1)(抜粋)

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