米銀JPモルガン・チェースは、マンハッタンのバンク・オブ・ニューヨーク・メロン旧本社ビル「ワン・ウォールストリート」を高級コンドミニアムに転換するプロジェクトを進める不動産投資家ハリー・マックロウ氏に対し、8億5000万ドル(約930億円)の融資を提供することで合意した。

  ニューヨーク市の高級住宅市場の鈍化で金融機関がマンハッタンの新規プロジェクトへの資金提供に慎重になる中で、マックロウ氏は同市の代表的なオフィスビルを豪華タワー・コンドミニアムに転換する計画の融資確保に成功した。この1年間に建築分野への資金提供を拡大してきたJPモルガンは、融資に参加する他の貸し手を募る方針。複数の関係者が条件の非公開を理由に匿名で明かした。

  JPモルガンの担当者はコメントを控えている。マックロウ・プロパティーズの広報担当者は、マックロウ氏のコメントは得られないと回答した。

  マックロウ氏(79)は2014年に「ワン・ウォールストリート」を買収。コンドミニアムへの転換に必要な資金として当初は10億ドル余りを調達する計画だった。同氏が3月にブルームバーグ・ニュースに語ったところによれば、当初は同ビルの65%を賃貸とする予定だったが、現時点ではほとんどを分譲物件とする可能性がある。

原題:JPMorgan Said to Fund Luxury-Condo Tower at NYC’s 1 Wall Street(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE