ホワイトハウスは連邦捜査局(FBI)長官を解任されたジェームズ・コミー氏による8日の上院での証言に備え、トランプ大統領を擁護するため側近を結集させている。これは昨年の大統領選でトランプ氏の過去の女性蔑視発言が発覚して選挙活動が脱線しかけた後、大統領候補討論会での防戦準備に追われた状況に匹敵する力の入れ具合だ。

  ロシア疑惑を巡ってトランプ氏の私的な弁護士を務めるマーク・カソウィッツ氏は7日午前にホワイトハウスに入り、コミー氏の証言から予想され得る影響に備えた内部戦略で中心的役割を果たしている。

  ホワイトハウスの外から迅速な対応を準備するのは、共和党全国委員会(RNC)とトランプ氏を支持する政治資金団体スーパーPACで、ケイティ・ウォルシュ前大統領次席補佐官が率いる。ホワイトハウスの広報責任者を最近辞めたマイク・ダブキ氏もウォルシュ氏とこの準備を指揮し、RNCのチームと直接連携する。共和党関係者2人が明らかにした。

  こうした準備について事情を知る関係者2人によると、8日の公聴会は、トランプ氏の女性蔑視発言を録音したバラエティー番組「アクセス・ハリウッド」のテープが米紙ワシントン・ポストにリークされた時に近い大きな危険をはらむと認識されている。トランプ氏の代理人らは、コミー氏の議会証言を同氏の5月の証言と見比べ、誤った陳述や偽証に当たらないかチェックする方針。コミー氏は5月の証言で、ロシアによる米大統領選への干渉疑惑を巡るFBIの捜査に介入しようとした人はいなかったと述べていた。

原題:Trump’s Allies Plan to Treat Comey Like a Political Opponent(抜粋)

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