ソニーは主力の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の販売を国内外で強化する。世界的なキャンペーンの展開でゲーム愛好家をより引き付けるほか、ソフトの多様化でファミリー層などの取り込みを狙うことで、同社最大のヒット機であるPS2を超える普及を目指す。

  ソニー・インタラクティブエンタテインメントで日本とアジア地域を統括する盛田厚氏が取材に応じた。同社は10日に米国で開幕する世界最大のゲーム見本市「E3」に合わせ、世界各地で一斉に期間限定セールを行う。盛田氏はクリスマスや正月など代表的な商戦期以外にも「盛り上がる時期」を作って、購買意欲を喚起したいと述べた。

  顧客層拡大では「ドラゴンクエスト11」や「みんなのGOLF」などファミリー層や過去にソニーのゲーム機で遊んだ経験を持つ人たちを想定したソフトを拡充していく方針。盛田氏は「最終的にPS2を超えたい」と述べた。PS2は2000年に発売し世界で1億5000万台を販売。PS4は2013年から6000万台を売り上げた。

  また盛田氏は昨年11月に発売した上位機種の「PS4 Pro」のPS4全体に占める比率は20%程度に達したと指摘。世界的に需要は強く、特にアジアでは「一番上を買いたいという顧客が非常に多い」という。同地域で仮想現実(VR)を体験できる「PS VR」やProの販拡を目指す。

  ソニーが4月に発表した17年3月期決算によると、PS4は今期(18年3月期)1800万台の販売を見込んでいる。前期実績は2000万台。今期のゲーム&ネットワークサービス分野の営業利益予想は1700億円で増収増益の見込み。

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