菅義偉官房長官は7日、来年4月8日に任期満了となる日本銀行の黒田東彦総裁の後任について、デフレ脱却に理解のある人物がふさわしいとの見解を示した。黒田総裁の再任の可能性についてはコメントを避けた。

  菅官房長官は7日午前の衆院内閣委員会で、次期総裁の条件について問われ、安倍晋三政権が最優先の政策課題と位置付けるデフレ脱却に理解がある人から幅広く人選する、と語った。木内孝胤氏(民進)への答弁。

  午後の記者会見では、黒田総裁が条件を満たしているかどうか問われ、マイナス金利政策導入などの実績を挙げ「デフレ脱却に向けて強い決意をもって取り組んでおられる」と評価した。続投の可能性を問われたが、黒田氏の任期満了時点で「最もふさわしい方が選ばれる」と述べるにとどめた。

  日銀総裁人事をめぐっては、前内閣官房参与の本田悦朗駐スイス大使が1月の電話インタビューで、黒田氏の再任も「一つのやり方」と発言。公明党の山口那津男代表は5月のインタビューで、次期総裁は「アベノミクスをいい方向へ導いていくことが使命だ」と述べている。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE