英国の総選挙、欧州中央銀行(ECB)の政策決定、米連邦捜査局(FBI)前長官の証人喚問と、8日はイベントの並ぶ「トリプル・サーズデー」だ。相場変動を警戒するファンドマネジャーらが勧める戦略は、ユーロのロング(買い持ち)、ポンドのショート(売り持ち)、ブラジル・レアルとメキシコ・ペソ、南アフリカ・ランドの売りなどだ。

  AMPキャピタル・インベスターズの運用者ネーダー・ナエイミ氏は、3つの中でコミーFBI前長官の証言が最も結果が読みにくいイベントと考える。同時に、米国債利回りは底に近く、ドルは新興市場通貨に対して上昇するとみている。

  アムンディは欧州について強気だ。米国で政治の不透明感が高まる一方、欧州ではフランス大統領選挙が無難に終わり、差し迫ったリスクは後退したとみる。景気も欧州で見通しが改善する一方、米国では期待外れの指標が出ている。

  「政治、経済、投資の流れといういずれの点でも、米国とユーロ圏の乖離(かいり)は広がっている」と、アムンディの通貨運用責任者ジェームズ・クウォック氏が述べた。ユーロ強気派はECBが債券購入の縮小を検討するかどうかのヒントを期待している。一方、英総選挙でメイ首相の保守党がつまずけば、ポンドへの逆風になりそうだ。

  キット・トレーディング・ファンドのシニア・ポートフォリオマネジャー、キース・ダック氏は、ユーロとニュージーランド・ドルの上昇、ポンドとオーストラリア・ドルの下落を見込んでいる。

原題:Thursday Triple Whammy Sees Funds Short Pound, Go Long Euro (2)(抜粋)

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