オーストラリア経済は1-3月(第1四半期)に成長ペースが鈍化した。純輸出の弱さや住宅投資の減少が重しとなった。ただ、前年同期比の伸びが予想を上回ったことから、豪ドルは上昇している。

  豪統計局の7日の発表によると、1-3月期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%増と、エコノミスト予想と一致した。前年同期比では1.7%増加。市場予想は1.6%増だった。  

  家計の貯蓄率は4.7%。家計支出は前期比0.5%増。住宅投資は4.4%減った。

  豪ドルはシドニー時間午後0時52分(日本時間午前11時52分)現在、1豪ドル=0.7540米ドル。統計発表前は0.7503米ドルだった。

  オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利の据え置きを決めた際に、1-3月期の成長が鈍化しても重視しない姿勢を示唆。成長率は今後数年にわたり3%を上回る水準に向けて加速すると予想していることを明らかにしている。

  ナショナルオーストラリア銀行(NAB)のリキ・ポリジェニス氏は「この日のデータは政策金利の据え置き判断と一致している」と指摘。「豪中銀はGDPのボラティリティーを重視しないだろうが、まだら模様の労働市場状況と弱い賃金やインフレ指標が利上げの妨げとなるだろう」と予想した。

原題:Australia’s Annual GDP Slows Less Than Expected; Currency Surges(抜粋)

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