配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズでは社内の大掃除が始まったばかりだ。

  同社はハラスメント(嫌がらせ)の申し立てに対する全社的な調査後に20人余りを解雇。戦略策定とブランド見直しを担当する上級幹部を少なくとも2人雇い入れた。

  米法律事務所パーキンス・コイエの主導で、人事関連の苦情215件の調査を実施。うち100件については何の行動も起こされなかったが、57件は依然調査中だ。ウーバーの依頼でエリック・ホルダー元司法長官が率いる調査も別途行われており、調査結果の詳細が同社取締役会の小委員会に伝えられた。要旨が公表されるのは来週以降になりそうだと事情に詳しい関係者は話している。同関係者によると、ウーバーは来週、この調査結果の一部について措置を講じる計画だという。

  調査のきっかけはウーバーの元社員でエンジニアのスーザン・ファウラー氏のブログ投稿。在職中に性的嫌がらせを受けたとし、人事部と上層部のその件での対応が不適切だったと主張した。

  ウーバーが抱える問題はこれだけにとどまらない。同社は財務やエンジニアリングの責任者など上級幹部の相次ぐ退社にも見舞われている。トラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)は指導力に関して助けが必要だと認め、最高執行責任者(COO)を探すために人材会社を起用。同CEO自身もウーバー運転手と口論している場面を動画に撮られるなど、一連の失態を演じている。

  人事案件だとして関係者が匿名で語ったところでは、今回解雇された社員の一部は上級幹部。同社は解雇した社員の名前を明らかにしていない。

原題:Uber Housecleaning Only Beginning With Firing of More Than 20(抜粋)

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