エミリオ・サラチョ会長が指揮するスペインのポプラール・エスパニョール銀行の再建計画が、暗礁に乗り上げた。

  JPモルガン・チェース出身のサラチョ会長が再建請負人としてエスパニョール銀のトップに立ってから4カ月。事情に詳しい関係者によると、同行は現金や短期資金を膨らませるため複数の手段を模索しており、中央銀行に追加融資を要請する可能性がある。一方でスペイン紙エクスパンシオンは、6日に予定されたサラチョ会長と欧州中央銀行(ECB)の会談は実現せず、エスパニョール銀が緊急流動性支援を求めることもないと報じた。

  エスパニョール銀の広報担当者は6日の電話取材に対し、ECBには同行の状況を「完全に報告」していると述べた。

  5日の市場でエスパニョール銀の株価はほぼ30年ぶりの安値に沈み、社債も急落した。みずほインターナショナルのアナリスト、ロジャー・フランシス氏(在ロンドン)は「エスパニョール銀が資産追加売却や他行からの買収提案を得るための十分な時間を稼げる可能性も依然あるが、悪い結果となる恐れは増しており、決定的瞬間が迫っているもようだ」と指摘した。

  サラチョ会長は今のところ、身売り先を見つけることができていない。

原題:Popular in Fight to Survive as Bank Updates ECB on Situation (1)(抜粋)

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