オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利の据え置きを決めた。同国の経済見通しはまだら模様の状態で、労働市場が力強さを増す一方、成長鈍化の兆しも示されている。

  ロウ総裁率いる豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に維持した。ブルームバーグのエコノミスト調査では26人全員が金利据え置きを見込んでいた。

  まちまちなデータが、7日に発表される1-3月(第1四半期)の豪成長率の弱さを示唆している。6日発表の統計からみて、純輸出が国内総生産(GDP)にとって予想以上に大きな圧迫要因となりそうだ。

  ロウ総裁は声明で、「1-3月のGDP伸び率は前期比の数字を反映し、前年同期比でも鈍化した」との認識を示したものの、「成長率は今後数年にわたり3%をやや上回る水準に向けて徐々に加速すると依然予測されている」と説明した。

  市場では見通し悪化で追加緩和の観測が徐々に高まっているにもかかわらず、大半のエコノミストが豪中銀は向こう1年、金利を据え置くか利上げを実施すると予想している。5月の経済指標で雇用拡大と小売売上高の予想外の増加が示された半面、建設部門は軟調で賃金の伸びは停滞。住宅市場では5月の住宅価格が1年半ぶりに下落し、沈静化の兆しが示されている。

原題:RBA Holds Rates at Record Low Amid Sluggish Growth Outlook (1)(抜粋)

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