6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  サイバーエージェント(4751):前日比4.5%安の3755円。メリルリンチ日本証券は5日付で投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を3400円から2900円に引き下げた。主力モバイルゲーム「Shadowverse」の売り上げ低迷や「AbemaTV」の先行投資長期化で2018年9月期営業利益のコンセンサス予想に対する下振れリスクが高まると判断した。17年9月期営業利益予想を351億円から308億円(会社計画は前期比24%減の280億円)、来期を470億円から343億円に減額。

  学情(2301):8.6%安の1279円。16年11月-17年4月期営業利益は前年同期比35%減の3億5800万円だったと5日に発表、従来計画6億5900万円を46%下回った。国や各公共機関から受託する雇用対策事業の縮小などが響いた。

  アステラス製薬(4503):4.1%安の1356.5円。UBS証券は5日付で投資判断を「買い」から「売り」に2段階引き下げた。前立腺がん治療薬「エクスタンディ」、高コレステロール血症治療剤「レパーサ」の日本の売り上げ収益予想を大きく引き下げたことが背景。今後1年以内に公表を見込む次期中期経営計画は、市場コンセンサスを下回り失望となる公算が大きいとも指摘した。目標株価は1900円から1200円に引き下げ。

  ピジョン(7956):3.9%高の4125円。2-4月期営業利益は前年同期比32%増の49億4000万円だったと5日に発表、国内ベビー・ママ事業や海外事業が好調だった。野村証券は、中国・海外事業の成長と国内外の収益性改善を評価。同証による18年1月期営業利益予想を180億円から205億円に増額。目標株価を4000円から4800円に引き上げた。

  太陽誘電(6976):1.8%高の1626円。大和証券は5日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1450円から2100円に引き上げた。主力の積層チップセラミックコンデンサー(MLCC)は単なる在庫循環のボトムアウトによる汎用部品の好調とは異なり、半導体に連動した形で活況になると予想。18年3月期営業利益は前期比41%増の175億円と会社計画150億円を上回ると試算した。来期は215億円と予想。

  アイスタイル(3660):9.7%安の912円。海外募集による420万株の新株発行とヤフーなど既存株主による株式の海外売り出しを実施すると5日に発表した。ファイナンス後の発行済み株式総数は現状比6.9%増えるため、株式価値の希薄化や株式需給の悪化などが警戒された。

  プレサンスコーポレーション(3254):6.5%安の1418円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5日付で目標株価を1500円から1400円に引き下げた。投資判断は「ホールド」で継続。マンション販売は堅調に推移するとみるが、ワンルームマンションの売上高予想を引き下げたほか、建築費高騰などを勘案、18年3月期営業利益予想を200億円から会社計画並みの183億円に下方修正した。

  コカ・コーラボトラーズジャパン(2579):3.8%安の3510円。未定としていた17年12月期営業利益計画を401億円と5日に発表した。アナリスト4人の予想平均は437億円だった。20年までの中期事業計画では、売上高を年平均1.8%増加させ、株主資本利益率(ROE)6%以上、累計250億円の統合シナジー創出を目指す。

  東芝(6502):2.8%高の262.8円。半導体メモリー事業を巡り、第三者への売却に反対する合弁相手の米ウエスタンデジタル(WD)が「東芝メモリ」への出資比率を19.9%にとどめる譲歩案を提示したと6日付の日本経済新聞朝刊が報道。また、朝日新聞朝刊は東芝メモリの売却先について、米ブロードコムに優先交渉権を与える方向で調整に入ったと報じた。米国モーニングスターの伊藤和典アナリストは、いずれの報道も売却の可能性が高まったと市場では捉えられたと指摘。東芝メモリの売却交渉停滞に伴う上場廃止というシナリオは避けられそうだとの見方を示した。

  航空機関連:航空エンジン向けに炭化けい素連続繊維を供給する日本カーボン(5302)が5.6%高の322円、航空エンジンの逆噴射装置の部品を供給する日機装(6376)が2.8%高の1111円など。大和証券は5日付リポートで、米航空大手ボーイングの旅客機「777」の端境期を乗り越えられる中小型株として、カーボンなど6社の調査を開始。777減産の影響が相対的に小さく、持続的に成長が可能な銘柄として注目した。投資判断と目標株価は、カーボンが「1(買い)」と410円、日機装が「2(アウトパフォーム)」と1290円。

  カルビー(2229):1.7%高の4555円。クレディ・スイス証券は5日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を3850円から5100円に引き上げた。18年3月期業績の厳しさはすでに株価に織り込まれたと判断、下期にかけて業績は回復傾向に入ると見込んだ。8月から始まる中国向けシリアル食品「フルグラ」の輸出拡大の成長ポテンシャルが高いとみている。

  ニチレイ(2871):2%高の3250円。大和証券は5日付で目標株価を2700円から3400円に引き上げた。投資判断は「2(アウトパフォーム)」で継続。冷凍食品の需要の強さをあらためて確認したことが背景で、従来のスーパー中心からコンビニエンスストア、ドラッグストアなどへの販路拡大も進み、需要増はしばらく続くとの見方を示した。18年3月期営業利益は310億円と会社計画の285億円(前期比2.8%減)を上回ると想定、来期は330億円と予想した。

  日立化成(4217):2.5%高の3225円。ジェフリーズ証券は5日付で投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を3400円から3800円に引き上げた。ダイボンディングフィルムやCMPスラリーなどの半導体関連材料の伸びていることが背景。

  グッドコムアセット(3475):8.8%高の1155円。16年11月-17年4月期営業利益は4億5400万円と従来計画(3億7700万円)を20%上回ったもようと5日に発表した。国内自社販売、国内業者販売ともに好調に推移し、計画していた販売物件数を超えた。

  大光(3160):300円(25%)高の1489円ストップ高。6月30日時点の株主を対象に1株を2株に分割すると5日に発表。流動性向上や最低投資額の低下による新規投資家の流入が期待された。

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