中国駐在の首席級の米外交官であるデービッド・ランク氏が、トランプ米大統領によるパリ協定離脱決定に抗議して辞任した。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  北京の大使館で代理大使を務めてきたランク氏は、テリー・ブランスタッド氏(前アイオワ州知事)が駐中国大使として着任するまでの同大使館のトップ。ランク氏にとっては先週末が代理大使として迎える最後の週末だった。同関係者によれば、同氏は同僚への別れのあいさつで、トランプ大統領が先週パリ協定からの離脱を決めたことを辞任理由に挙げた。関係者は公にコメントする権限がないとして匿名を条件に語った。

  米国務省はランク氏辞任の事実を認めたが、理由は示さなかった。同省高官の1人は辞任が個人的な理由によるものだとし、同氏の「長年にわたる献身的な貢献」を省として評価していると述べた。ランク氏の決断についてはサップチャイナのエディター、ジョン・ポムフレット氏が先にツイッターを通じて伝えていた。

  ランク氏辞任はトランプ政権による今回の決定に外交当局者の多くが失望していることを示す。同氏にコメントを求めようとしているが、現時点で連絡がついていない。

原題:Top U.S. Diplomat in China Said to Quit Over Climate Move (1)(抜粋)

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