4日に投票が行われたメキシコ州知事選は、ペニャニエト大統領率いる与党・制度的革命党(PRI)の候補が僅差で勝利する情勢にあることを暫定集計が示した。

  開票率約98%の段階で、PRIのアルフレド・デルマソ候補の得票率は約34%、野党・国家再生運動(MORENA)のデルフィナ・ゴメス候補は31%。これを受け、5日の外国為替市場でメキシコ・ペソは上昇。新興国通貨で最大の上げとなっている。

  人口最大のメキシコ州を90年にわたって支配してきたPRIが、来年の大統領選に勝利するには同州が極めて重要とみられている。ペニャニエト氏は同州知事を経て大統領選に勝利した。同氏の後任を選ぶ2011年のメキシコ州知事選では、PRIの候補が3分の2の票を獲得したが、今回は辛うじて勝利する情勢。来年の大統領選に向けた世論調査では、MORENAを率いるロペスオブラドル元メキシコ市長が強い支持を集めている。

  MORENAの候補がメキシコ州知事に当選すれば、ロペスオブラドル氏が来年の大統領選に勝利するチャンスは高まると一部の投資家が懸念していたため、今回の知事選は市場で注目されていた。ロペスオブラドル氏は、エネルギー産業を民間投資に開放する政策を強く批判してきた。

原題:Mexico Ruling Party on Track for Narrow Win in Crucial State (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE