ペリー米エネルギー長官は6日、会合出席のため北京を訪れる。パリ協定が効果を生まないと米国が判断した背景を説明するほか、原子力、化石燃料、液化天然ガス(LNG)、再生可能エネルギーを含む全てのエネルギー源に有効活用の道があると主張する見通しだ。

  トランプ米大統領は先週、米国のパリ協定からの離脱を表明。ペリー長官は東京で5日、環境問題に対する米国の姿勢は変わっておらず引き続き気候変動対策をリードしていくが、中国がリーダーの役割を引き受けることを期待していると明らかにした。

  ペリー長官は中国でクリーンエネルギー大臣会合と、22カ国および欧州連合(EU)が昨年設立したミッション・イノベーションの閣僚会合に出席する。ミッション・イノベーション参加国は2015年、クリーンエネルギー関連の研究開発に充てる予算をそれぞれ2倍に増やすことに合意したが、この項目はトランプ大統領の予算教書からは欠落している。

  中国は12年以降、風力、太陽光といったクリーンエネルギーへの投資額で世界をリードしている。16年の中国の投資額は世界合計のおよそ3分の1に相当する880億ドル(9兆7200億円)だった。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)によると、中国の石炭火力発電への依存度は徐々に低下しているが、化石燃料をベースとした発電が全体に占める割合は約67%と依然高い。

  BNEFのアナリスト、ソフィー・ルー氏は「米国はLNG輸出の将来の市場として中国に非常に期待している」と指摘した。

原題:Trump Energy Chief Goads China as It Hosts Forum on Clean Fuels(抜粋)

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