日経平均株価が1年半ぶりに2万円の大台を回復、上昇気流に乗った日本株の円高に対する反応が鈍っている。メリルリンチ日本証券の山田修輔チーフFX/株式ストラテジストは、「米S&P500種株価指数をトラックするドル建て日経平均が17年ぶりの高値を更新してきている。米国株が上昇し続け、株式市場に資金が集まる中、出遅れ感のあった日本株も追いついてきた」と指摘。ドル・円は日本株にとって「今は脇役」と言う。

  2日に発表された5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想に届かず、米利上げタイミングの不透明感からドル・円は1ドル=110円台半ばと前週末の日本株終了時点から約1円ドル安・円高に振れた。一方、5日の日経平均は0.03%安にとどまり、市場参加者の間では底堅さを指摘する声が聞かれた。山田氏は、米経済が「1ー3月期のスランプから、徐々にインフレ基調に回復する」との見方は維持しており、日米株高に「ドル・円も遅れながら追いついてくる」と予想している。

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