ニュースがないのは良い知らせということわざがあるように、少なくとも安定したリターンを望む投資家は、注目を浴びない企業を買う方が良さそうだ。

  BNPパリバの株式クオンツ運用責任者、ロラン・ラガルド氏は、低ボラティリティー・アノマリーを利用し、メディアの注目をめったに集めない株式で運用する。オスロでインタビューに応じたラガルド氏は「投資家が引き付けられるのは情報の多い企業だ。こうした理由から値動きが比較的大きい銘柄を好みがちだ。その企業のニュースが多ければ、出来事やボラティリティ-もあるという意味だ」と指摘した。

  スマートベータやファクターベースの運用戦略を採用する低ボラティリティー株式投信は、低金利時代に利回りを求める投資家の間で人気を集めている。55億ユーロ(約6900億円)を運用するラガルド氏によると、低ボラティリティー銘柄は動きの偏向により、高ボラティリティー銘柄よりもリスク調整後のリターンが高めになるという。

  ラガルド氏は、「仕組みは極めて単純だ」と述べ、「投資家が変動の激しい銘柄を好めば、それによって予想される将来のリターンは低下する。低ボラティリティー銘柄に投資すれば、より高いリターンを期待できる」と指摘した。

  「BNPパリバ・フレクシ・I・エクイティー・ワールド・ピュア・低ボラティリティー」ファンドは3月末時点で、スターハブやアメリカン・ウォーター・ワークス、通信会社テリュースなどを保有している。ブルームバーグの集計データによれば、過去3年のリターンは年率平均でプラス12%と、同種のファンドの82%を上回っている。

原題:Quant Manager of $6 Billion Backs Stocks Hidden From Front Pages(抜粋)

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