インスタグラムのユーザーにはケーキ好きが多いらしい。「#cake」のハッシュタグが付いた投稿の数は4600万を上回り、「#cakestagram」では190万件余りがヒットする。見栄えのするケーキが焼けてそれをきれいに見せられる人たちに、インスタグラムが取り持つ縁でビジネスチャンスが訪れることは珍しくない。

自宅でケーキを作るチェルシー・ホワイトさん
自宅でケーキを作るチェルシー・ホワイトさん
Photographer: Caitlin Ochs/Bloomberg

  自宅のキッチンで凝ったデコレーションのケーキを作り、その作成過程の動画を編集して公開しているニューヨーク在住のチェルシー・ホワイトさんは、フォロワーが25万人超という人気インスタグラマーだ。だがケーキを焼くのは本業ではなく、動画撮影が終了したらせっかく焼いたケーキを無駄にしないようにと、会社に持って行って同僚に食べてもらう。以前はフォロワーにケーキを売っていたが、今はフード・ネットワークやオーサムネスTVといった番組制作会社にコンテンツを提供することで前より多くの副収入を得ている。
 
  ホワイトさんのような人は、ソーシャルメディアで名が売れても自分の店を持つことには興味がなく、焼き菓子のネット注文を受け付けたり、動画コンテンツ提供契約、講習会・イベントのホスト役などのオファーを受け入れたりすることが中心だ。

ホワイトさん作のケーキ
ホワイトさん作のケーキ
Photographer: Caitlin Ochs/Bloomberg

  ただ写真を見てもらうだけでなくチャンスに結び付けて行くには、ソーシャルメディア戦略を練ることが重要のようだ。ホワイトさんの場合、1つのケーキを作るごとに短いインスタグラム用のクリップ4本、フェイスブック用の1分のクリップ、ユーチューブ用にもっと長く詳細なクリップを用意するという。12個入りクッキーのオーダーを週20件受け付けるカンザス州の主婦、アンドレア・ウォルターズさんは、どのハッシュタグを付ければ収入拡大につながるかを判断するのにかなりの時間がかかったと話している。

原題:Bakers Are Cashing In on Instagram’s Cake Obsession(抜粋)

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