白は純粋さの象徴だが、ズボンの色が白だった場合に白を控えめだと言う人はいない。白いズボンと聞くと、麦わらのボーターハットとマッチするような、海辺で履く派手で陽気な雰囲気のパンツのイメージが浮かぶ。

ポロ・ラルフローレンのスリムフィット・パンツ
ポロ・ラルフローレンのスリムフィット・パンツ
Source: Ralph Lauren

  しかし、白いパンツはそれを履きたい人にとって悩みの種となることが多い。白いパンツを見るだけで悩むことさえある。人気ブランド「フィアオブゴッド」の1000ドル(約11万円)の白の穴あきジーンズがこうした事情を物語る。多くの衣料品ブランドは、消費者にパンツのポケットの内袋が透けて見えるのを気にせずに買ってくれるよう求めているかのようだ。このジーンズも明らかにポケットの内袋が丸見えだ。

  白いズボンを購入する上で最大の問題は、透けないものを見つけることだ。これは単に高い金を払えばすむことではない。評価の高い男性用衣料品ブランドが手間と費用をかけて作ったズボンでも起こる問題だからだ。

サックス・フィフス・アベニューで上下白の組み合わせはいかが
サックス・フィフス・アベニューで上下白の組み合わせはいかが
Source: Saks Fifth Avenue

  私はこうした問題について、PTパンタロー二・トリノのクリエーティブディレクターで最高経営責任者(CEO)のエドアルド・ファッシノ氏に聞いてみた。同社は細部までこだわったパンツだけをデザインしている。ファッシノ氏は、同社の白いズボンは特に日本で売れていると話す。日本では紺のブレザーと組み合わせることが多いという。

  きちんとした白いズボンを作る上で重要なのは、「生地の選択はフィット感に関わっている」と知ることだとファッシノ氏は話す。例えば、パンツが細身になればなるほど、それに対応する厚めの生地が必要になるということだ。PTの場合、厚めの生地とはコットンピケのようなタイプの素材となる。他のブランドでは、厚いツイルコットンとリネンの混紡素材などをチェックしてみるといいだろう。

こちらはPTパンタロー二・トリノのパンツ
こちらはPTパンタロー二・トリノのパンツ
Source: ShopTheFinest

  白い服を着た時に、良い姿勢が白の健康的な雰囲気を際立たせるということを付け加えておかなければならない。ニューヨークで開かれる米海軍のイベント「フリートウィーク」に結集する水兵の白い制服が見栄えがするのは、良い姿勢によるところが大きい。

  白いパンツを威厳を持って履きたいなら、一般通念とは逆に、白いパンツと白い下着を組み合わせないようにすべきだと、ファッシノ氏は伝授する。「白い下着を身につけなければならないとみんな考えているが、これは正しい方法ではない」。全体的な肌のトーンに近い色の下着を着るのがお勧めだ。

原題:How To Wear White Pants Without Losing Your Dignity(抜粋)

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