ユーロ圏がルクセンブルクで15日に開く次回財務相会合(ユーログループ)では、ギリシャに提示する包括的な債務軽減策で実質的な改善が期待できない可能性がある。交渉に直接関与する複数の当局者が明らかにした。

  協議の非公開を理由に当局者が匿名を条件に語ったところでは、ユーロ圏の債権者が、先週検討した救済融資の償還期間延長以外に軽減措置のさらに詳細な項目にコミットすることはなさそうだ。当局者らによれば、そのような条件では、欧州中央銀行(ECB)にギリシャ債の購入開始を決意させるにはなお十分でないと考えられる。

  ギリシャのツァカロトス財務相はフランクフルトで開かれたエコノミスト会議で、5月22日のユーロ圏財務相会合では「ギリシャ政府が求めている債務問題を巡る明快さが示されなかった」と発言。ギリシャ銀行(中央銀行)のストゥルナラス総裁は、ギリシャ経済は「何らかの債務軽減策が実行されるかどうか見通せない状況がさらに1年続くことに耐えられない」と主張した。

原題:Greece Seeks Debt Clarity as Creditors Resist More Concessions
Tsakalots Says May Eurogroup Didn’t Offer Clarity on Debt Relief(抜粋)

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