トランプ米大統領が地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」を脱退するかどうかの最終判断に近づく中、米トップ企業の経営者らは脱退すればプラス面よりもマイナス面の方が大きいとして、離脱を思いとどまらせようと懸命だ。

  トランプ大統領への働き掛けを試みたのはテスラのマスク最高経営責任者(CEO)、アップルのクックCEO、ダウ・ケミカルのリベリスCEOら。大統領の顧問らもパリ協定にとどまった場合の潜在的なリスクや利益について最後の説明を行う。トランプ大統領は先の外遊で各国首脳やローマ法王からパリ協定を脱退しないよう促されていた。

  事情に詳しい関係者によれば、クック氏は30日、ホワイトハウスに電話し、パリ協定にとどまるよう求めた。リベリス氏は、パリ協定を支持する企業幹部30人による書簡を取りまとめた。マスク氏は31日のツイッター投稿で、トランプ大統領に直接アドバイスするためできる限りの事をしてきたとした上で、米国がパリ協定を離脱すれば自分はホワイトハウスの諮問委員会への参加を取りやめると表明した。

原題:Musk Leads CEOs’ Full-Court Paris Press as Trump Weighs Exit (1)(抜粋)

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