みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ証券が、2018年4月入社の新卒採用を国内大手5証券で唯一増やすことが分かった。国内営業やグローバル・マーケッツ業務などを強化、積極的に人材を獲得したい考えだ。

  みずほ証の三枝浩紀広報担当によれば、来年度は400人の採用予定で、372人が入社した今年より8%程度増える見通しだ。同社は学生との面接を1日から開始、来年4月には大半をリテール業務に、約1割を投資銀行やトレーディング業務などに配属する計画だ。

  みずほと競合する野村ホールディングス、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の来年入社の大卒採用予定人数は合計で過去5年間で最低水準になる見通しだ。野村、大和のリテールからの収益は16年度、前年同期比で減少したが、みずほ証は増収となった。

  みずほ証人事部の井上敦嗣副部長は、「若い優秀な人材を積極的に確保していきたい」とし、「リテールからホールセールまで顧客の幅広い金融ニーズにグループ全体で応える体制をさらに強化する」と話している。

若手社員、給与アップへ

  また、みずほ証では7月から入社2、3年目の若手社員の給与を4-8%程度引き上げることが分かった。他社との人材獲得競争が激しくなる中、「処遇改善とモチベーションの向上」を通じて優位に採用活動を展開するのが目的。

  ブルームバーグ・ニュースの集計によれば、野村、大和、SMBC日興、三菱UFJモルガンSの来年の採用者数は合計で1777人の計画で、今年の2121人から16%程度減少する見通しだ。野村、大和の国内営業からの収益は16年度、それぞれ14%程度減ったのに対し、みずほ証は2.6%の増収となった。

  みずほ証の大卒の初任給は18年4月より24万5000円に引き上げられる予定で、業界トップの野村HDと同水準。大学院卒は27万円。

英語記事:Mizuho to Be Only Big Japan Brokerage to Boost Graduate Hires

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