メイ英首相、労働党首を個人攻撃-保守党過半数割れを世論調査が予測

  • コービン労働党首は30日のメディア出演で注目集める
  • コービン氏はEUと渡り合う用意ができていないとメイ首相は指摘

英総選挙まで1週間余りとなる中、野党・労働党のコービン党首は良くも悪くも選挙戦での論争の中心にいる。来月8日の総選挙は英国の欧州連合(EU)離脱交渉を進める政権の選択でもある。

英労働党のコービン党首

Photographer: Dan Kitwood/Getty Images

  コービン氏は30日、ラジオの生放送のインタビューで鍵となるチャイルドケア政策の予算額を答えられないという失態を演じ、BBCの夜のトップニュースで報じられた上に、メイ首相から個人攻撃を受けた。

  しかしこの日の夜、BBCの番組「ザ・ワン・ショー」に出演したコービン氏は上機嫌でリラックスしており、マンホールのふたやガーデニングといった趣味についてジョークを交えて語った。

  この日公表された2つの世論調査も、労働党支持者に希望を与える結果を示した。英紙ガーディアンの委託でICMが実施した調査では、保守党の労働党に対するリードが12ポイントと、3週間前の22ポイントから縮まった。

  さらに衝撃的な予測を示したのが、31日付英紙タイムズ掲載のユーガブがまとめた5万人対象の調査分析だ。それによると、保守党は下院(定数650)で20議席減らし310議席と過半数を割り込み、ハング・パーラメント(中ぶらりん議会)となる見込み。労働党は28議席増やし、257議席となる見通し。

  メイ首相は30日、コービン氏の性格に再び焦点を絞り、同氏は離脱交渉でEUと渡り合う用意ができていないと指摘。イングランドのウルバーハンプトンでの選挙イベントで、コービン氏が首相になったなら、来月から始まる離脱交渉に「独りきりで、無防備に」立ち向かうことになるだろうと述べた。

原題:May Gets Personal in U.K. Election as Corbyn Steals the Show(抜粋)

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