【個別銘柄】コスモエネや決算再延期のUKCHDが下落、昭電工高い

更新日時

31日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  コスモエネルギーホールディングス(5021):前日比4.3%安の1612円。野村証券は30日付で目標株価を2020円から1820円に引き下げた。投資判断は「中立」で継続。株価は直近高値から17%下落したものの、5月に国内精製マージンが悪化している中、営業レバレッジの高い同社株に対し強気に転じるのは時期尚早と分析した。株価上昇には業界再編によるマージンの大幅改善か、業績上振れで増配の確度が高まることが必要と指摘。

  UKCホールディングス(3156):5.6%安の1978円。2017年3月期決算発表を再延期したと30日に発表。子会社の調査で一部の前渡し金に関連した売掛金回収に対し疑義が高まったことを受けたもので、弁護士などで構成する第三者委員会を設置、同件の全容や原因の究明を行う。現時点では決算発表日は未定。

  菱洋エレクトロ(8068):5.1%安の1615円。2-4月期営業利益は前年同期比27%減の3億2500万円だったと30日に発表。主力の半導体・デバイス事業が減収だった。据え置いた通期計画15億5000万円に対する進捗率は21%。

  昭和電工(4004):5.2%高の2153円。メリルリンチ日本証券は30日付で投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階上げた。目標株価は1600円から2900円に変更。人造黒鉛電極の需給が改善、市況上昇の恩恵を大きく受けるほか、ハードディスクメディア(HDM)の市場縮小に歯止めがかかると分析した。17年12月期営業利益予想を535億円から640億円に増額。会社計画は前期比3割増の545億円。

  パナソニック(6752):1.8%高の1420.5円。一時1433円を付け、15年11月10日以来の日中高値。野村証券の岡崎優アナリストは、30日の「IR DAY 2017」では4カンパニーのトップがプレゼンテーションを実施し、各カンパニーの経営陣が19年3月期の利益目標達成に向けた強い意志を示したことは前向きに評価できると評価。車載を中心に収益の刈り取り期が始まると指摘した。投資判断は「買い」継続。

  協和発酵キリン(4151):3.9%安の1894円。モルガン・スタンレーMUFG証券は30日付で投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。目標株価2070円を5月17日に達成したため、利益確定を推奨。くる病治療薬「KRN23」などの新薬への同証の期待は引き続き高いが、市場の期待が一部過熱化している点に注意が必要と指摘した。同証シナリオ分析でのKRN23の2020年売上高はベースシナリオが3億3000万ドル。協和キリンは中計で世界売上高600億円と見込む。

  カルビー(2229):1.9%安の4290円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で目標株価を3700円から3650円に引き下げた。「ポテトチップス」など国内主力製品の販売鈍化が業績の足かせとなるほか、売上変動率が高まる中で利益管理の難易度は高いと分析。18年3月期営業利益予想を323億円から会社計画と同じ300億円に減額した。

  テレビ大手:テレビ朝日ホールディングス(9409)が3.3%安の1938円、日本テレビホールディングス(9404)が2.6%安の1735円、フジ・メディア・ホールディングス(4676)が1.5%安の1495円。野村証券は30日付で3社の目標株価を引き下げた。新しい目標株価はテレ朝HDが1870円(従来2190円)、日テレHDが1800円(同2210円)、フジメHDが1410円(同1470円)。

  ベルーナ(9997):8.9%高の1306円。岩井コスモ証券は30日付で目標株価を900円から1360円に引き上げた。投資判断は「中立プラス(B+)」で継続。18年3月期営業利益は運送料値上げによるコスト増を吸収し、11年ぶりに最高益を更新すると予想。ネット販売の強化や専門通販事業の拡大、企業の合併・買収(M&A)や不動産事業への積極投資による事業拡大が期待されるとした。

  IHI(7013):2.5%高の416円。クレディ・スイス証券は30日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を330円から500円に引き上げた。収益体質やROEの改善を高評価。会社側の18年3月期営業利益計画は上方修正含みである上、3期ぶりの過去最高益更新が期待できると指摘した。

  NTT(9432):1.1%高の5308円。ゴールドマン・サックス証券は30日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を5250円から5750円に引き上げた。NTT東日本などで後年度負担軽減策もあって費用削減余力が残る上、前期に発生した一時費用の一巡などで営業利益は市場コンセンサスを上回る可能性が高いと指摘。18年3月期を1兆6476億円と見込んだ。会社計画は前期比3.3%増の1兆5900億円。

  イー・ガーディアン(6050):5%高の2126円。TIS(3626)傘下のネクスウェイと、仮想通貨取引所での口座開設時の本人認証、書類発送、追跡サービスをワンストップで提供するサービスで連携すると30日に発表した。第一弾として、仮想通貨取引所「ビットステーション」での導入が決定。

  三井金属(5706):3.8%高の441円。大和証券は30日付で投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に、目標株価を490円から550円に引き上げた。カセロネス鉱山の持ち分法損失は大きく縮小すると予想。極薄銅箔(どうはく)マイクロ・シンの拡販見通しの現実化もプラスとみて、18年3月期経常利益は314億円と会社計画(300億円)を上回ると見込んだ。同じく同証が「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に投資判断を引き上げたDOWAホールディングス(5714)も3%高の836円。

  FRONTEO(2158):5.5%高の790円。子会社FRONTEOコミュニケーションズの人工知能搭載ロボット「Kibiro(キビロ)」とオフィス24の「MOT/Phone(モット/フォン)受付システム」を連携させた法人向け受付サービスを共同開発すると30日に発表。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE