4月鉱工業生産2カ月ぶり上昇、市場予想は下回る-自動車増加

  • 基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置き
  • 「日本経済は堅調な回復軌道に乗っている」-明治安田の小玉氏

経済産業省が発表した4月の鉱工業生産指数は、2カ月ぶりの上昇となった。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

キーポイント

  • 鉱工業生産指数は前月比4%上昇(ブルームバーグ調査の予想中央値は4.2%上昇)ー前回は1.9%低下
  • 輸送機械工業(自動車、車体部品など)やはん用・生産用・業務用機械工業(半導体製造装置など)を含む15業種中、11業種で上昇
  • 製造工業生産予測調査によると、5月は2.5%低下、6月は1.8%上昇を予測

エコノミストの見方

  • 明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミストは電話取材で、外需主導で生産が伸びており、「日本経済が堅調な回復軌道に乗っているということを示している」と述べた。先行きも「緩やかな回復が続く」とした上で、期待できる分野として省人化投資などを挙げた。
  • 日本政策投資銀行の田中賢治経済調査室長は発表後のリポートで、「内需の回復力は弱く、当面、鉱工業生産は輸出頼みの持ち直しが予想される」と分析。ただ米トランプ政権の保護主義政策への不安や北朝鮮問題など下振れリスクがあり、「緩やかな増加がメインシナリオ」とみている。
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