米大統領はサミットでわが道行く-G7、首脳宣言でぎりぎり合意

  • 米国は来週パリ協定に関して決断下す-6カ国で協定再確認
  • 自由貿易に関しては担当者が午前3時まで調整

トランプ米大統領はイタリア・シチリア島のタオルミナで開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、地球温暖化対策の「パリ協定」で他国に追従せず、自由貿易にもより懐疑的なアプローチを迫り、国際的な枠組みに従わない決意を示した。

  G7サミットは27日午後(日本時間同日夜)、議論を呼んだ2つの議題でぎりぎり合意し、首脳宣言をまとめて閉幕した。米国はオバマ前大統領が署名したパリ協定を押し戻し、貿易は「自由で公正で、互恵的」である必要との文言を首脳宣言に盛り込むことに成功した。

  トランプ大統領はサミットについて「極めて生産的な会合」で、「真に歴史的な週」を締めくくったと述べた。会議後にイタリア国内の米軍基地で演説した。

  米国を除くG7首脳はトランプ政権が「気候変動に関する政策を見直して」おり、「コンセンサスに加わる状況にない」として、6カ国でパリ協定を再確認。トランプ大統領は会議中に、来週決断を下すとツイートした。

  自由貿易に関しては、トランプ大統領と他国の調整で技術的な交渉が27日午前3時まで続いた。議長国イタリアのジェンティローニ首相によると「均衡点」が見いだされ、「貿易は常にすべての人々の利益になるわけではない」と認める一方、「開かれた市場を維持するとともに、保護主義と闘う」ことで合意した。

原題:Trump Goes His Own Way as G-7 Cobbles Together an Awkward Truce(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE