トランプ米大統領が「ドイツはあくどい」と発言、NEC委員長認める

  • コーン氏:貿易に関する発言、ドイツを中傷する意図はない
  • メルケル首相は公に反応せず、米大統領と欧州首脳の距離浮き彫りに

トランプ米大統領はドイツについて「とてもあくどい」と述べたと、同大統領の側近が認めた。ただ、この発言はドイツメーカーが米国で自動車を大量に販売していることに関してのもので、米国にとって最も重要な同盟国であるドイツを中傷する意図はなかったと側近は強調した。

  コーン米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ大統領がドイツは「貿易に関してとてもあくどいと発言したが、ドイツとの間で問題があるわけではない」と釈明。「大統領は自分の父親がドイツ出身で個人的にドイツについて問題はない。問題なのはドイツの貿易だと語った」とコーン氏は続けた。

  トランプ大統領の発言はドイツメディアの間で広がり、前日の北大西洋条約機構(NATO)サミットで表面化した同大統領と他の首脳との距離を浮き彫りにした。この批判にメルケル首相は表立って反応していないが、ドイツ政府のシュトライター報道官は発言が伝わるやベルリンで記者団に対し、貿易収支の「黒字にはいいも悪いもない。需要と供給の結果だ」と反論した。

  トランプ大統領の発言にはやや誤りもある。大統領の父フレッド・トランプ氏はニューヨーク生まれで、ドイツからニューヨークに渡ってきたのは祖父の方だ。

原題:Trump Says Germany ‘Very Bad’ on Trade in G-7 Slap at Merkel (1)(抜粋)

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