5月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル指数が小幅高、GDP受け-対円では下落

  26日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅に上昇。朝方発表された1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から上方修正された。ドル指数は週間ベースでも上昇した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは対ユーロで0.2%上げて1ユーロ=1.1183ドル。一方で対円では0.5%下げて1ドル=111円33銭。

  米商務省の発表によると、第1四半期の実質GDP改定値は前期比年率1.2%増と、速報値の0.7%増から上方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.9%増だった。

  ポンドはドルに対して下落。一時1ポンド=1.2776ドルと、1カ月ぶり安値に下落。6月8日の英総選挙を控えた最新の世論調査で、最大野党・労働党に対する与党・保守党のリードが5ポイントに縮小した。2週間余り前の調査では保守党のリードは約20ポイントだった。

  ドルの対円相場は、欧州時間に一時1ドル=110円88銭まで値下がり。円には逃避需要から買いが入ったほか、アジア時間には円ショートの解消が始まっていたと、複数のトレーダーは指摘した。
原題:Dollar Recovers as GDP Revised Up, Paring Transitory Weakness(抜粋)

◎米国株:ほぼ変わらず、S&P500種は辛うじて7日続伸

  26日の米株式相場はほぼ横ばい。S&P500種株価指数は小幅ながら上昇し、7営業日続伸となった。投資家が経済指標を消化する中、上げは一服した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満上げて2415.82。前日終値を挟んでもみ合う展開が続いたが、引け前に上昇し、辛うじて過去最高値を更新した。今週は1.4%高と、4月28日までの週以来の上げ幅だった。ダウ工業株30種平均は2.67ドル(0.1%未満)下げて21080.28ドル。

  米商務省の発表によると、第1四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率1.2%増と、速報値の0.7%増から上方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.9%増だった。
  同省発表の4月の米耐久財受注では、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が2カ月連続で前月比変わらず。設備投資が第2四半期に減速する可能性を示唆した。週明け29日がメモリアルデーの祝日で米株式市場が休場となることから、全般に薄商いだった。

  S&P500種業種別11指数では、生活必需品や一般消費財・サービスが上昇。一方、不動産やヘルスケアは下落した。

  個別銘柄では、コンピューターゲーム販売店を運営するゲームストップが下落。通期利益予想の据え置き発表後に10%安となる場面があった。
原題:U.S. Stocks Edge Higher, Dollar Gains as Oil Dips: Markets Wrap(抜粋)

◎米国債:上げ幅縮小、イールドカーブはフラット化

  26日の米国債は終盤にかけて上げ幅を縮小。利回り曲線はフラット化した。欧州債を支援材料に米国債は朝方に上昇したが失速した。

  米実質国内総生産(GDP)改定値が発表されると、米国債はそれまでの上げ幅を縮小し始めた。第1四半期のGDP改定値は速報値から上方修正された。月末絡みのドイツ国債需要やポジショニングによる欧州債の上昇が朝方の米国相場を支えていた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.25%。

  29日がメモリアルデーの祝日となっている関係で、26日の米国債市場は米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告に基づき米東部時間午後2時までの短縮取引だった。29日は終日休場となる。

  米商務省の発表によると、第1四半期の実質GDP改定値は前期比年率1.2%増と、速報値の0.7%増から上方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.9%増だった。

  4月の米耐久財受注は先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が2カ月連続で前月比変わらずだった。第2四半期の資本財投資が減速する可能性を示唆している。
原題:Treasury Gains Reverse Into Close as Curve Flattens(抜粋)

◎NY金:続伸、ETF通じた買いに支えられ銀も上昇

  26日のニューヨーク金先物は続伸し、スポット価格も上昇した。上場投資信託(ETF)を通じた買いが膨らんだ銀は、今月記録した4カ月ぶり安値から反発した。

  ニューヨーク時間午後2時9分現在、銀スポット価格は1%上昇の1オンス=17.331ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の銀先物7月限は0.8%高い17.323ドルで終了した。

  コンサルタント会社メタルズ・フォーカス(ロンドン)のディレクター、フィリップ・ニューマン氏は「上昇相場において、銀は金のパフォーマンスを上回る可能性がある。政治面での先行き不透明感はまだ強い」と述べた。

  COMEXの金先物8月限は11.60ドル高い1オンス=1271.40ドルで終了。スポット価格は1%上昇の1268.49ドル。プラチナ、パラジウムも上昇した
原題:Silver ETF Investors Reap Rewards as Price of the Metal Rebounds(抜粋)

◎NY原油:反発、減産延長合意への失望売りは行き過ぎとの見方

  26日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。石油輸出国機構(OPEC)の減産延長合意に対する失望売りは行き過ぎだったとの見方から買い戻され、1バレル=50ドル近辺まで上昇した。前日は減産幅の拡大や出口戦略が発表されなかったことが嫌気された。

  トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)のシニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は「市場は過剰反応した」と指摘。投資家は在庫水準に再び目を向けるだろうとし、「今後、高水準の在庫に対する減産の影響を巡り市場の見方は大きく揺れるだろう」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比1.8%高い1バレル=49.80ドルで終了した。
原題:Oil Nears $50 as Investors Temper Disappointment Over OPEC Deal(抜粋)

◎欧州株:下落、減産合意失望で石油株に売り-週間ベースで2週続落

  26日の欧州株式相場は下落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国が25日に減産措置の9カ月延長で合意したものの、予想内の結果だったため石油・ガス株が売られた。指標のストックス欧州600指数は週間ベースで2週連続の下げとなった。

  ストックス600指数は前日比0.2%安の391.35で終了。銀行株への売りも指数を押し下げた。石油・ガス銘柄はこの日も下げ、業種別指数の中で最悪となっている年初来のパフォーマンスがさらに悪化した。

  主要産油国による減産延長合意は原油価格を押し上げるには至らず、週間ベースで下げている。

  ロンドン・キャピタル・グループのイペク・オズカルデスカヤ氏はリポートで、「減産の規模拡大がなく、より長期でもなかったことからウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は一時48.92ドルを割り込んだ」とし、「この水準を維持できなければ、OPEC総会前の前向きなトレンドが目先弱気に転じたことを示唆する」と指摘した。

  輸出株のウエートが大きい英FTSE100指数は0.3%上昇し終値での過去最高を更新。中型株で構成されるFTSE250指数も0.3%上げ、初めて20000を突破した。
原題:Oil Producers Drag European Stocks Lower as OPEC Cut Underwhelms(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債が上昇-欧州株安やショートカバーが支援材料

  26日の欧州債市場ではドイツ国債先物が上昇した。欧州株安が支援要因。月末絡みとみられるショートカバーと実需筋の買いが中核国債を引き続き支えた。

  欧州株先物は一時1%下げた。ロンドンのトレーダーらによれば、米国と英国の市場が週明けも祝日で休場となることから、取引は低調だった。
原題:Short Covers, Extensions Lift Bunds; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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