きょうの国内市況(5月26日):株式、債券、為替市場

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●日本株は3日ぶり反落、円高や「加計」問題警戒-輸出、鉱業広く売り

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  東京株式相場は3日ぶりに反落。為替の円高推移に加え、米国に続き日本でも「加計学園」問題など政治の不透明感が広がってきたことが警戒された。機械や輸送用機器など輸出株、海運やパルプ・紙株など幅広く売られ、海外原油市況の大幅安を受け、鉱業株は業種別下落率トップ。

  TOPIXの終値は前日比9ポイント(0.6%)安の1569.42、日経平均株価は126円29銭(0.6%)安の1万9686円84銭。両指数は小安く始まったものの、午後の取引で下げ幅を広げる展開となった。

  りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは、きょう下落する明確な理由に乏しいが、「日経平均2万円を目前とした上値の漠然とした重さが意識されている」と指摘。上値が重い理由として「景気、『加計学園』問題、成長戦略に対する3つの懸念」を挙げた。

  東証1部33業種は鉱業やパルプ・紙、機械、電気・ガス、ガラス・土石製品、海運、輸送用機器、サービス、精密機器など32業種が下落。その他製品の1業種のみ上昇。売買代金上位ではコマツやJR九州、リクルートホールディングス、関西ペイント、ジェフリーズ証券が投資判断を下げたMonotaROは安い。半面、主要タイトルの好調を材料にモルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を上げた任天堂が2009年1月以来の高値。エムアップやKLabも高い。

  • 東証1部の売買高は15億6361万株、売買代金は2兆1551億円
  • 東証1部の値上がり銘柄数は379、値下がりは1538

●債券上昇、日銀オペや超長期債の買いで-売りの判断当分ないとの声も

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  債券相場は上昇。前日に軟調推移となった超長期ゾーンへの買いが相場を押し上げたほか、日本銀行が実施した国債買い入れオペ結果も買い安心感につながった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭高の150円62銭で取引開始。その後も徐々に水準を切り上げ、取引終盤には150円75銭まで上昇。結局は17銭高の150円73銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「きのう40年入札を通過して相場はややしっかり。超長期にはオペが入り、月内はもう一回のオペが残っており、相場はしっかりだ」と話した。「4月の売買動向では国内投資家が利益確定売りを先行させていたので、下値では買わないといけない。買うか買わないかの判断だけで、売るという判断は当分ない」との見方も示した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と変わらずの0.045%で開始。午後に入ると水準を下げ、1ベーシスポイント(bp)低い0.035%と1週間ぶりの水準まで買われた。

  超長期債は堅調。新発20年物の160回債利回りは1.5bp低い0.555%、新発30年物の54回債利回りは1.5bp低い0.795%まで下げた。前日は弱めの40年債入札結果を受けて、超長期ゾーン中心に売りが優勢となり、20年、30年、40年債利回りがいずれも1週間ぶりの水準まで上昇した。

●ドル・円が下落、ポンドなどクロス円の売りで3営業日ぶり安値更新

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。英政治懸念や原油安を背景にポンドや資源国通貨が下落する中、クロス円の売りに押される展開となった。

  午後4時24分現在のドル・円は前日比0.5%安の1ドル=111円28銭。早朝に付けた111円85銭から徐々に値を下げ、午後には3営業日以来の安値となる111円25銭を付けた。ポンドは前日発表の1-3月期の英国内総生産(GDP)の下方修正に続き、英世論調査での与党保守党の支持率低下が嫌気され、対円で約1カ月ぶり安値を更新した。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、東京市場ではポンドの下落が目立つ一方、ドル・円単体については「110円を攻めても下がらないが112円は重いということで、市場参加者も手が出なくなっている」と説明。この日発表の米経済指標が弱めの数字となれば、一定のドル売り材料となる可能性があるものの、「レンジ感を大きく切り下げるには至らない」との見方を示した。

  ポンドは全面安となり、対円では1.1%下げ、一時1ポンド=143円11銭付近まで下落した。対ドルでは一時0.6%安の1ポンド=1.2861ドルと12日以来の水準でポンド安に振れた。

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