個人が任天堂にスイッチ、8年ぶり高値-ニュース豊富を専門家も評価

  任天堂株が26日の取引で昨年7月高値を突破し2009年1月以来、8年4カ月ぶりの高値水準を回復した。売買代金もソフトバンクグループを抑え東証1部のトップで、全体の1割に迫る人気ぶり。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、この日午前の同証経由の売買代金で「約5分の1を任天堂1銘柄が占め、圧倒的1位」と指摘。新型ゲーム機「スイッチ」の好調な販売が続く中、チャート面で昨年高値を抜け、買いやすくなったと言う。また、需給面では「個人投資家は回転売買がいくらでもできるようなポジションになっている」とし、米国の政治不安で時価総額上位銘柄に資金を向けにくい事情も個人の人気が集中する背景とみる。

  東証の信用取引データから算出される買い方の評価損益率は19日時点でマイナス9.2%と、直近最悪だった4月14日のマイナス11.7%から改善。松井証顧客の評価損益率は、25日時点でマイナス4.8%と個人の懐事情が一段と改善している状況を示す。JPモルガン証券は26日に任天堂の投資判断「オーバーウエート」と目標株価3万9000円を継続。米国のゲーム小売大手の決算やカプコンの「モンハンダブルクロス」のNintendo Switch版発売など、「スイッチ」を関連のポジティブなニュースフローが続いている点を評価した。

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