野村の米州業務は「まだまだベンチャー」、拡大余地ある-尾﨑COO

野村ホールディングスの尾﨑哲最高執行責任者(COO)は投資家説明会後の記者会見で、同社のアメリカ業務は「まだまだベンチャー」のようだと述べ、バンカーの採用などによるビジネス拡大余地は大きいとの認識を示した。

  野村HDはトレーディングや投資銀行ビジネスなどのホールセール業務での収益拡大のため、海外を含め今後2億ドルから3億ドル(約220億から約330億円)を投じる考えだ。尾﨑COOは米州での具体的な投資額や採用人数などの詳細については言及を避けた。

  野村は、2008年に経営破たんしたリーマン・ブラザーズのアジア、欧州業務と人員を継承、米国はバークレイズが買収した。しかし、野村の海外での収益は思うように伸びず、人件費の増大で巨額の赤字を計上した。その後、大幅な人員削減を断行、2016年度決算では7年間で初めて海外黒字を計上した。「世界最大のフィープール」と言われるアメリカでのシェア拡大が課題となっている。

  尾﨑COOは、「アメリカが再度注目されている」と述べたものの、収益機会を「100%享受できる態勢になっていない」とし、収益拡大に向け、現在部門間のシナジーを強化するためにどういう採用が必要か状況を見ていると述べた。

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