中国GSR、日産自の電池子会社買収で合意間近、10億ドル-関係者

中国のファンド、GSRキャピタルが日産自動車の電池事業子会社を買収する方向で合意が間近だと事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。買収額は約10億ドル(約1100億円)になる見通し。

  非公開情報のため匿名を条件に話した関係者によると、買収対象は日産自の子会社、オートモーティブエナジーサプライ(AESC)で、電気自動車(EV)「リーフ」に使う高性能リチウムイオン電池の開発、製造、販売などをしている。今後2週間以内での合意を目指しているという。

  関係者によると、GSRキャピタルは複数の自動車メーカーに供給する独立系のバッテリー会社を設立することに価値を見い出しており、AESCの生産設備の一部を湖北省に移管することを検討。今回の案件では、湖北省が支援するファンドが投資額の少なくとも20%を負担する。交渉が妥結する確実な見通しはなく、別の買い手が浮上する可能性もあるという。

  AESCのウェブサイトによると、2015年度の売上高は約366億円。出資比率は日産自51%、NEC42%、NECエナジーデバイス7%となっている。

  日産自は電子メールでの取材に、EVに関してベストなソリューションをつくり出すことに真剣に取り組んでいるとした上で、最適な製品と事業構造の実現に向けて継続的に事業計画を査定しているとした。GSRとNECの広報担当は取材に対してコメントを控えた。

原題:China’s GSR Said to Near $1 Billion Deal for Nissan Battery Unit(抜粋)

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