【個別銘柄】原油関連やJR九州安い、任天堂8年ぶり高値、帝人高い

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26日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  原油関連:国際石油開発帝石(1605)は前日比2%安の1030.5円、石油資源開発(1662)は1.3%安の2245円など。鉱業は東証1部33業種で下落率トップ。OPEC加盟国と非加盟の主要産油国は予想通り減産措置の9カ月延長で合意、減産幅の拡大や2018年3月以降について言及しなかった。25日のニューヨーク原油先物は前日比4.8%安の1バレル=48.90ドルと大幅続落。

  JR九州(9142):2%安の3720円。株価は23日には3875円と16年10月25日の東証1部上場以来の高値を付けており、SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、株価が高値圏にあった中、個人投資家が利益確定売りを出したのではないかと指摘。時価総額に対して流動性が薄く、株価が大きく反応しやすいと話した。

  任天堂(7974):5.5%高の3万3510円と09年1月以来の高値。モルガン・スタンレーMUFG証券は目標株価を従来の3万3000円から3万8000円に上げ、投資判断「オーバーウエート」を継続した。年内の主要タイトルの販売好調と、ゲーム機「スイッチ」の販売押し上げに不安は少ないと評価。会社計画の18年度「スイッチ」ハード販売1000万台、同ソフト販売3500万本などは、3月の本機投入後の主力ソフトの初動からみてかなり保守的と指摘した。

  帝人(3401):1.2%高の2103円。米製薬大手メルクはアルツハイマー型認知症などに関係があるとみられているタウ(たんぱく質の一種)を標的とする医薬品候補物質の開発や商業化を目指し、帝人ファーマと世界的ライセンスを締結したと発表した。

  NEC(6701):3.2%高の288円。中国の投資ファンドのGSRキャピタルはNECが42%出資するオートモーティブエナジーサプライの取得で合意間近、と複数の関係者がブルームバーグに明らかにした。約10億ドル(約1100億円)で取得の見込みで、2週間程度での買収合意を目指している。

  ペプチドリーム(4587):2%安の6020円。クレディ・スイス証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。提携や技術ライセンシングのニュースは今後も続くと予想するが、目標株価(6200円を継続)には織り込まれ、中期的に業績のアップサイドは限定的とみる。17年6月期の前臨床マイルストーンと研究支援金の仮定を見直し、営業利益予想を52億9000万円から42億9000万円に減額した。

  MonotaRO(3064):5.3%安の3680円。ジェフリーズ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」に下げた。17年1月末から株価は50%超上昇し目標株価に到達、好材料は既にバリュエーションに反映されていると指摘した。

  DOWAホールディングス(5714):2.9%高の812円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を920円から960円に上げた。環境・リサイクルにおける従来の土壌処理や東南アジアの堅調を織り込み、18年3月期営業利益予想を350億円から360億円(会社計画340億円)に増額。新中期経営計画で何らかの成長ストーリーが確認できれば、19年3月期以降の増額修正要因とみる。

  関西ペイント(4613):4.2%安の2331円。ゴールドマン・サックス証券は18年3月期営業利益予想を従来の413億円から404億円(会社計画430億円)、19年3月期を455億円から454億円に減額した。アフリカの計画未達リスクに加え、インドの税制変更の影響にも注意と指摘。今期会社計画はアフリカを中心にチャレンジングな水準との見方に変わりはなく、各セグメントで会社計画対比若干の未達を予想する。

  関東電化工業(4047):3.4%安の921円。東海東京調査センターは目標株価を1500円から1290円に下げた。中原周一シニアアナリストは、中国での規制変更を受け、同国のユーザーが対応に追われているようで同社の電池材料の需要は4-6月期は落ちると指摘。電池材料事業の見通しを下げ、18年3月期営業利益予想を102億5000万円から89億1000万円(会社計画70億円)に減額した。  

  東光高岳(6617):4.8%安の1621円。みずほ証券は目標株価を1800円から1500円に下げ、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。計量事業での一過性のスマートメーター特需はく落に加え、主力顧客向け電力機器の需要も低調が続くもようと指摘。赤字転落は避けられるとみるが、当面利益水準は低位にとどまり、株価再評価のカタリストに欠けるとみる。

  日本シイエムケイ(6958):2.8%高の884円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を従来の810円から940円に上げ、投資判断「オーバーウエート」を継続した。車載向けプリント配線板(PCB)では強い受注動向が続き、先進運転支援システム(ADAS)系統の拡大が顕著と指摘。タイに続き無錫でも増産を計画、新潟は生産性改善で能力底上げを図るとしている。

  ツクイ(2398):1.8%高の694円。いちよし経済研究所は投資判断を「B(中立)」から「買い(A)」に、目標株価を750円から880円に上げた。通所介護の収益力向上や政策対応力を評価し、18年3月期は8期ぶりに営業利益が過去最高を更新すると予想。株価の調整もあり、予想株価収益率(PER)面でも割高感が払拭(ふっしょく)されているとした。

  サイバーリンクス(3683):27%高の1422円。同社の商品画像データベースとNTTドコモの画像認識人工知能(AI)を組み合わせた「画像認証ソリューション」の実証実験を行うと発表。スマートフォンなどで商品陳列棚を撮影すると、写り込んだ複数の商品を検出し、それぞれが何に該当するかを認識して特定できる。

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