ドイツ銀、ロシア「ミラートレード」疑惑でFRBと決着近い-関係者

  • 詰めの協議が行われており、今後数週間以内に発表が行われる可能性
  • FRBの調査が決着した場合、司法省の動向が注目を集める見通し

ドイツ銀行を経由し巨額のロシア資金が国外に移転された疑惑を巡る米連邦準備制度理事会(FRB)の調査は、決着に近づいているもようだ。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、FRBとドイツ銀の間で決着に向けて詰めの協議が行われており、今後数週間以内に発表が行われる可能性がある。制裁金の額に関係者は言及していない。ドイツ銀はマネーロンダリング(資金洗浄)に関する内部統制の不備に対する処分として、英当局とニューヨーク州金融サービス 局(DFS)への総額6億3000万ドル(約703億円)の支払いに既に応じている。ドイツ銀とFRBの担当者は、いずれもコメントを控えている。
  
  FRBの調査が決着した場合、米司法省がドイツ銀にどの程度厳しく対処するかが残る問題となる。「ミラートレード」と呼ぶ手法を用いて、2011年から15年にかけてロシアから国外に顧客が100億ドルの資金を移転する手助けを同行が行った疑惑を巡り、訴追手続き開始の権限を持つ米連邦当局が捜査を進めている。

  ドイツ銀の長年にわたる顧客であるトランプ大統領が現在の司法省の幹部を任命したことから、マキシン・ウォータース議員をはじめとする下院民主党は、かねてより捜査当局の独立性に疑問を呈しており、米議会を含めて、立件に向けた司法省の動向に今後注目が集まることになりそうだ。

原題:Deutsche Bank Said Near Fed Deal on Russia; DOJ Probe Looms (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE