ブラジルの配車サービス会社99、ソフトバンクから1億ドル調達

  • 99はブラジル国内でのウーバーとの競争に備える
  • ソフトバンクは世界各地でウーバーの競争相手に資金を提供している

ブラジル配車サービス会社の99は、ソフトバンクグループから1億ドル(約110億円)を調達した。中南米最大の経済国ブラジルで、米ウーバー・テクノロジーズとの競争に備える。

  ウーバーにとっては、ソフトバンクの99への投資は良い兆しではない。ソフトバンクは世界各地でウーバーの競争相手に資金を提供しており、中国の滴滴出行には今年50億ドルを出資した。事情に詳しい関係者によれば、ウーバーにとって中南米は北米ほどの売り上げはないものの、利益率が最も高い地域の一つ。競争が激化すれば、各社は勝ち抜くために支出を強いられ、ウーバーの利益率も低下し得る。

  ブラジルで最も人口が多いサンパウロはウーバーにとってサービス利用回数で世界有数の都市だ。一方、99はブラジル国内の400強の都市でタクシー配車とライドシェアサービスを展開する。

  99は6カ月足らず前に、滴滴出行とリバーウッド・キャピタルから1億ドルを調達したばかりだった。99のピーター・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は24日の発表資料で、「99は2012年にわずか3人の起業家で創業した。現在は350人強の従業員を抱える都市型移動手段のベンチャーだ」と述べた。

  事情に詳しい関係者によれば、ウーバーの競合企業、米リフトのジョン・ジマー社長とソフトバンクの幹部はこの数週間、協議を行っていた。リフトの広報担当は協議内容に関してコメントを控えた。ソフトバンクにコメントを求めたがこれまでに返答はない。

原題:Brazilian Ride-Hailing Company Raises $100 Million From SoftBank(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE