元ノムラのトレーダー、架空の売り手で顧客欺くと証言-配属後教育か

  • 顧客にうそ伝えるよう教育受けたと3人目の元トレーダー証言
  • フィーリー氏らは訴追免除と引き換えに検察側の証人として出廷

野村ホールディングス傘下ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの元トレーダーで、モーゲージ債を巡る詐欺で起訴された3人は幾つも「うそ」を述べたと指摘されているが、モーゲージ債の保有者を偽る情報もその中に含まれていたと別の元トレーダーが証言した。

  米コネティカット州ハートフォードの連邦地裁で23日に証言したアレハンドロ・フィーリー氏は、先に証言台に立った2人の元トレーダーと同様、2009年にノムラのモーゲージ債デスクに配属された後、うその情報を顧客に伝えるよう教育を受けたと語った。

  現在はブラウンストーン・インベストメント・グループ(ニューヨーク)のトレーダーを務めるフィーリー氏は「もう一方に売り手が存在するかのように交渉が行われていたが、債券は実際にはデスクが保有していた」と発言。当時は専ら成功しようと努力していたが、ノムラでの慣行は「ビジネスにとっても自分にとっても良くない」と考えていたと述べた。

  起訴されたノムラの元トレーダー、マイケル・グラミンス被告とタイラー・ピータース被告、ロス・シャピロ被告は、彼らの手法がありふれたものであり、事情がよく分かった交渉相手を欺いてはいないと主張。違法行為を否認している。

  フィーリー氏と先に証言したケレブ・チャオ氏は、訴追免除と引き換えに検察側の証人として出廷した。チャオ氏は顧客を欺いたことを認めたチャットでのやりとりについて、ノムラから警告を受けたことは1度もないと当時の状況について話していた。

原題:Fake Sellers Are Just Part of Script, Ex-Nomura Trader Says (2)(抜粋)

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