【個別銘柄】コマツやソフバンク高い、TSI急落、エムアップ急上昇

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25日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  コマツ(6301):前日比3%高の2726.5円。野村証券は目標株価を3200円から3500円に上げ、投資判断「買い」を継続した。鉱山機械の売り上げは長期サイクルで、前期下期から始まった回復は18年3月期、2019年3月期も続く可能性が高いと指摘。世界景気は回復が続こうが不安定要素もあるという局面で、同社は業界地位や経営管理力に強く、質が高い循環株と評価する。

  ソフトバンクグループ(9984):3.8%高の8834円。ハンドルネームCIS(シス)で知られる個人投資家がソフトバンク株について「8700まで全部一気大人買ってみた」とツイート。著名個人投資家の買いが明らかになったことをきっかけに、上げを拡大させた。

  エムアップ(3661):400円(23%)高の2110円でストップ高。今夏に公開予定の人気アイドルグループ「乃木坂46」とのコラボレーションアプリ「乃木坂46~always with you~」が事前登録者数10万人に到達と24日に発表した。事前登録で限定ボイスや写真がもらえるキャンペーンを実施。基本無料だが、月額課金、従量課金があり月額登録者にはライブチケットなどが用意される。水戸証券投資情報部の岩崎利昭チーフオフィサーは電話取材で、短期間に事前登録者を集めており注目されたと説明。登録者数が多いほど有料課金サービスの利用が増える可能性があり、収益貢献が期待されているとみる。

  TSIホールディングス(3608):6.3%安の730円。SMBC日興証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に下げた。不採算ブランドの廃止や不採算店舗の閉鎖のステージを終え、コスト削減ではなく成長へのコスト増が発生すると指摘。経営陣交代を含む子会社の組織変更など各種対策は打たれているが、売り上げの本格回復には至っていないとみる。18年2月期営業利益予想を45億円から30億円(会社計画32億円)、来期を52億円から38億円に減額した。

  スズキ(7269):2%高の5243円。メリルリンチ日本証券は目標株価を5500円から5700円に上げ、投資判断「買い」を継続した。ファンダメンタルズは突出、市場想定以上の収益改善は日本が主因であり、株価には評価余地が残るとみる。18年3月期営業利益予想を従来の2750億円から3005億円に増額した。

  JR東海(9022):1.2%高の1万8540円。24日に発表された新幹線の5月利用状況(23日まで)は前年同月比6%増だった。モルガン・スタンレーMUFG証券は想定以上の好調さを確認と評価した。

  日本ライフライン(7575):13%高の3735円。SMBC日興証券は投資判断「アウトパフォーム」、目標株価5200円で調査を開始した。不整脈治療という高成長市場を捉え、自社製品販売で利益率も改善し、高いEPS成長が期待できると指摘。商社からメーカーへの変容を評価した。営業利益予想は18年3月期が前期比39%増の107億円(会社計画94億7200万円)、来期が120億円とした。

  コナミホールディングス(9766):3.5%高の5360円。ジェフリーズ証券は投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を3800円から6050円に引き上げた。コンソールゲーム企業から利益率の高いモバイルゲーム企業への転換が順調に進んでいると評価。ここ半年の急速なモバイルゲームの成長を踏まえ、18年3月期営業利益予想を385億円から510億円(会社計画400億円)、来期を379億円から530億円に増額した。

  アイシン精機(7259):4.4%高の5750円。発行済み株式総数の3.58%にあたる1000万株、700億円を上限に自社株買いを行うと24日に発表した。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を6400円から6900円に引き上げ、投資判断「オーバーウエート」を継続。仕向け先が多様化されたATの拡販スピードは従来想定以上と指摘し、現在の株価は評価不足との見方に変更はないとの見方を示した。

  WOWOW(4839):2.8%安の3355円。いちよし経済研究所は18年3月期営業利益予想を従来の107億円から会社計画と同じ90億円、19年3月期を118億円から68億円に引き下げた。17年3月期は同経研予想から利益面で大きく上振れしたが、18年3月期は連結子会社化した2社の業績寄与で増収を想定も、利益貢献は小さいとみる。

  大陽日酸(4091):2.2%安の1155円。24日の決算説明会を受け、みずほ証券は18年3月期会社予想は企業の合併・買収(M&A)効果を含んでいないことなどを確認したと指摘。M&Aによる営業利益上乗せを期待する一部市場関係者にとっては若干の悪材料と判断される可能性があるとみる。

  高砂熱学工業(1969):5.2%高の1832円。SMBC日興証券は目標株価を1860円から1950円に上げた。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。前期に工事損失引当金を積み増しながらも売上総利益率が改善したことを踏まえると、18年3月期も総利益率の向上が続く公算が大きいと分析した。今期の営業減益計画(前期比11%減の110億円)に対し同証では9%増の135億円を予想。配当性向30%程度を維持すると想定し、増配が続くとみる。

  マクロミル(3978):4.3%高の2081円。大和証券は投資判断「買い」、目標株価2450円で調査を開始した。グローバルクライアントの獲得と収益性向上、デジタル商材の拡大、国内市場の成長ポテンシャルの3点を注目点に挙げた。傘下の蘭MetrixLabグループの収益性改善を背景に営業利益率の向上が続くとみる。17年6月期営業利益予想は69億2000万円(会社計画68億5000万円)。

  ハピネット(7552):6.9%高の2102円。東海東京調査センターは目標株価を1950円から2560円に上げた。投資判断「アウトパフォーム」を継続。栗原智也アナリストは電話取材で、同社が国内販売を一部取り扱うアニメ映画「君の名は。」のDVDはネット通販の予約が好調で、映像音楽事業を中心に業績予想を引き上げたと述べた。18年3月期営業利益予想を47億円から55億円に増額した。会社計画は42億円。

  アミューズ(4301):1.4%高の3240円。LINE(3938)と新しい電子チケットサービスのあり方を検討すると24日に発表した。バンダイナムコライブクリエイティブ(東京・渋谷区)など3社を戦略的パートナーとし、現在のチケット流通での不正転売問題、公式リセールなどの課題解決に取り組む。

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