ブラジル大統領の退陣求めるデモが暴徒化、首都の省庁ビルに被害

  • 農業省ビルに放火、政府職員は避難を余儀なくされる
  • テメル大統領が所属するPMDBからも退陣要求

ブラジルの首都ブラジリアで24日、テメル大統領の退陣を求める抗議デモが行われ、農業省のビルが放火されるなどデモ隊の一部が暴徒化した。他の省庁ビルにも被害が出ている。デモ隊は数回にわたって警察と衝突、政府機関職員が避難を余儀なくされた。

  ブラジリアでのデモとしてはこの数年間で最も過激なものに発展した。汚職関与の疑惑が先週伝えられたテメル大統領は、自身が所属する党の議員からの退陣要求を抑え込もうとしているが、デモによって大統領への圧力は増している。

ブラジリアで衝突する警察とデモ隊(5月24日)

Photo: Nilton Fukuda/ESTADAO CONTEUDO via AP Photo

  テメル大統領率いるブラジル民主運動党(PMDB)の議員数人はブルームバーグ・ニュースに対し、テメル氏退陣に向けた最善の解決策は、同氏がルセフ大統領の副大統領候補として出馬した2014年の選挙結果を裁判所が無効とすることだと語った。ルセフ氏はこの選挙で再選を果たしたが、16年の弾劾裁判で罷免された。

原題:Brazilians Torch Government Building as Temer Faces Mutiny(抜粋)

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