米国債:上昇、議事録後も金利見通し変わらず-資産売却に注目

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24日の米国債相場は期間が短めの債券を中心に上昇。利回り曲線はブルスティープ化した。連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録で景気減速は一過性のものだとの認識が示され、市場では6月利上げの可能性がなお高いとの見方が広がった。一方、バランスシート正常化に向け、再投資をやめる資産の規模の上限など詳細に協議されたことが示唆され、正常化プロセスは予想よりも早期に開始する可能性があると受け止められた。

  2017年および18年初めの金融政策に対する市場の見通しは変化しなかった。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づいて推計される6月の利上げ確率はなお75%程度。議事録発表前は77%だった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.25%。5年債利回りは4bp下げて1.79%。

  ムニューシン米財務長官が50年と100年物の超長期債を検討しているとあらためて述べたため、取引終盤でブルスティープ化が強まった。

  FOMC議事録では、「大部分の参加者は、経済に関して入手する情報が予想とおおむね一致した場合は、政策緩和の解除をさらに一歩進めるのが近く適切になると判断した」と記された。早ければ6月会合での利上げも示唆されるが、投票権を持つメンバーらは、最近見られる経済活動の減速が一過性のものだという証拠を待つのが「賢明だ」とも指摘した。

  フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は前日、今年2回目の利上げ時期として、6月は「十分にあり得る」との見解を示している。

  財務省が24日午後に実施した5年債入札(発行額340億ドル)の結果によると、最高落札利回りは1.831%。投資家の需要を測る応札倍率は2.67倍だった。

原題:USTs Gain; Fed Minutes Bring Policy Path, Balance Sheet in Focus(抜粋)
U.S. Stocks Rise to Record, Dollar Slips on Fed: Markets Wrap(抜粋)

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