ブラックストーン、年金保険事業に参入-18.4億ドルでFGL買収合意

世界最大のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社、米ブラックストーン・グループは、投資管理事業の拡大を目指し年金保険分野に参入する。

  24日の発表資料によれば、スティーブン・シュワルツマン氏率いるブラックストーン傘下のファンドは投資家グループの一員として、米フィデリティ・ギャランティー・ライフ(FGL)の買収で同社と合意した。買収額は18億4000万ドル(約2060億円)。

  ウォール街の金融機関の間では年金保険事業への参入が増えている。ブラックストーンと競合するアポロ・グローバル・マネジメントが出資する保険会社アテネ・ホールディングは昨年、新規株式公開(IPO)を実施。アポロはアテネの資産運用を手掛けており、これと同様にブラックストーンは200億ドルを超えるFGLのポートフォリオを運用する。

  発表資料によれば、投資家グループはFGLに対し1株当たり現金31.10ドルを支払うほか、約4億500万ドルの債務を引き継ぐ。この買収額は、中国の安邦保険集団とFGLが2015年に合意した際に安邦が提示した1株当たり26.80ドルを上回る。安邦は期日までに買収を完了できず、FGLは4月に合意を取り消し、新たな身売り先を探していた。

  FGLを買収する投資家グループには、ラスベガスの特別目的買収会社(SPAC)で昨年IPOを実施したCFコーポレーションが含まれる。

原題:Blackstone Bets on Annuities With $1.84 Billion Deal for FGL (1)(抜粋)

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