ECB:債務の持続可能性、債券利回り上昇で懸念再燃も-金融安定報告

欧州中央銀行(ECB)は、債務の持続可能性に関する懸念がここ半年間に高まったとの認識を示した。債券利回りが上昇する恐れや政治的不透明を指摘した。

  ECBは24日公表した金融安定報告で、「金融安定に対する金融市場からのリスクは依然として大きい」とし、「先進国・地域、特に米国での利回り上昇が波及することで」債券市場で突然にリプライシングが起こることがあり得ると分析した。

  ユーロ圏の銀行は依然、脆弱(ぜいじゃく)だとも指摘。低金利と一部地域の大量の不良債権が収益性を圧迫していると説明した。過剰な体制や収益源の多様化不足など銀行業界の構造的課題を挙げた。

  英国の欧州連合(EU)離脱については「政治的不透明に寄与」しているものの、銀行が適切な対応を取れば金融安定への影響は限定的にとどまるはずだとの考えを示した。

Source: ECB

原題:ECB Says Higher Yields Could Trigger New Debt Concerns (1)(抜粋)

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