「全ての道はハードな離脱に通ず」-ブルーベイが英ポンドをショート

英総選挙の結果にかかわらず、ポンドは下落する-。ヘッジファンドのブルーベイ・アセット・マネジメントはこうみている。

  ポンドはメイ首相が総選挙実施を宣言してから上昇してきたが、ブルーベイは先週売り始めた。選挙後に英国が「ハードな」欧州連合(EU)離脱に向かうと考えているためだ。アリアンツ・グローバル・インベスターズも最近のポンド上昇を好機とみて、ショートポジションを組んだ。年末のポンド相場についてブルームバーグの調査に答えたアナリストらは、中央値で約3%下落を予想している。

  ブルーベイのファンドマネジャー、マーク・ダウディング氏は「先週末にポンドのポジションを事実上ショートにした」とし、「英EU離脱はハードなものになりそうだ」と話した。

  ポンドは18日に9カ月ぶり高値の1ポンド=1.3048ドルを付けた。昨年6月の国民投票でEU離脱が選択されて売られたが、今年6月8日の総選挙で与党・保守党がリードを伸ばすとの楽観から上げに転じ、年初来では5%上昇している。

  圧倒的多数を得てメイ首相の力が強まれば物事が楽に進むという見方もあるが、「あまり大きな違いはないと思う」とダウディング氏は述べた。同氏は年末にかけて1.20ドルを試す展開を予想している。

  ハードな離脱を示唆する当局者発言は相次いでいる。ドイツ連邦銀行のドンブレト理事は「ハードか非常にハードな離脱になりそうだ」と発言。英国のデービス離脱担当相はEU側が巨額支払い要求を取り下げなければ離脱交渉から撤退するとけん制している。

原題:BlueBay Turns Short Pound as ‘All Roads’ Point to Hard Brexit(抜粋)

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