モルガン・スタンレー、ベテラン金融アドバイザー採用「大幅削減」へ

  • 利益相反の恐れを労働省が指摘後、金融機関は移籍ボーナス削減
  • バンク・オブ・アメリカやUBSにも同様の動き

モルガン・スタンレーは、社外の定評あるファイナンシャルアドバイザーに同社への移籍を促すボーナスの利用を減らす方針を明らかにした。バンク・オブ・アメリカ(BofA)やUBSグループも同様の方針を示している。

  モルガン・スタンレーのウェルスマネジメント部門共同責任者を務めるシェリー・オコナー、アンディー・サパースタイン両氏の23日付文書によれば、同社は6月16日までに承認され、9月1日までに勤務を開始するケースについては、現行の採用契約を守る見通し。同社は新たな採用方針を策定中で、アドバイザーを支援するデジタルツールを年内に導入する計画。

  両氏は「将来的には、既存の人材やプラットフォームを支える投資や経営資源を増やし、経験豊富なアドバイザーの採用を大幅に減らす考えだ」と説明した。

  モルガン・スタンレーや同社と競合する金融機関がこうした動きを取る背景には、昨年10月に米労働省がアドバイザー移籍条件を巡る利益相反の可能性を指摘したことがある。その結果、移籍ボーナスは抑制され、移籍自体の動きが鈍った。金融機関は従来、過去1年間の収入の最高330%を新規採用者へのボーナスとして支給していたが、こうした採用契約を見直しており、これまでのような人材獲得合戦を長期的に縮小する姿勢。モルガン・スタンレーの決定は米紙ウォールストリート・ジャーナルが23日に先に伝えた。

原題:Morgan Stanley to ‘Significantly Reduce’ Recruiting of Brokers(抜粋)

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