電子トレーディングの米KCG、週内にスタッフ約100人削減-関係者

  • 人員を10%削減し、シンガポールとムンバイの事務所を閉鎖へ
  • 顧客向け為替取引をやめ、欧州ETF値付けからもほぼ完全に撤退

電子トレーディング会社の米KCGホールディングスはスタッフを10%削減し、シンガポールとムンバイの事務所を閉鎖する。事情に詳しい関係者が明らかにした。同社についてはハイフリークエンシートレーディング (HFT、高頻度取引)の米バーチュ・ファイナンシャルが13億ドル(約1450億円)余りで買収することで合意している。

  情報が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところによれば、KCGは顧客向けの通貨トレーディングも停止し、欧州の上場投資信託(ETF)のマーケットメーキングからもほぼ完全に撤退する。週内に人員を約100人削減するという。KCGの広報担当者ソフィー・ソーン氏はコメントを控えた。

  人員は今後さらに削減される可能性がある。バーチュは自動化への依存度がより高く、従業員数はKCGの6分の1にすぎない。バーチュのダグ・シフ最高経営責任者(CEO)は4月にKCG買収を発表した際、ブルームバーグテレビジョンに対し、「KCGのスタッフ数はわれわれよりずっと多い。検討する」と述べていた。事情に詳しい関係者によると、今回の人員カットはKCG経営陣が主導した。

  KCGは市場のボラティリティー縮小で打撃を受けている。同社は高頻度取引業者ゲトコとマーケットメーカーのナイト・キャピタル・グループの合併で2013年に誕生。設立以降、人員削減を続けている。ブルームバーグの集計データによれば、従業員数は3年前の1229人が過去最多で、今年3月末現在は923人。

原題:KCG Said to Eliminate 10% of Staff, Shut Two Offices in Asia(抜粋)

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