【個別銘柄】DeNAや電通安い、フジクラ高い、パンダで東天紅急騰

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23日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ディー・エヌ・エー(2432):前日比5.5%安の2547円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目標株価を3000円から2700円に引き下げた。任天堂IPを活用したゲーム「ファイアーエムブレム」の売上高モメンタムは上がっていないと指摘。ゲーム実績から考えると任天堂との協業タイトル以外での大ヒットは難しいとみる。2018年3月期営業利益予想を260億円から216億円に、来期を272億円から201億円に減額した。

  電通(4324):2.4%安の5790円。SMBC日興証券は8月のJPX日経400の入れ替え銘柄を推定し、電通が除外される見込みと分析した。16年12月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備がある」と記載されたため、採用の可否の決定に使用される定量スコアの計測対象から除外されると予想した。

  フジクラ(5803):8%高の948円。野村証券は投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を845円から1050円に引き上げた。光ファイバの需要が予想以上に強い可能性が高まってきたと分析。チャイナ・モバイルの入札は17年後半の中国の光ファイバの一段の需給ひっ迫につながり、同分野の中国比率が高いフジクラにプラス影響が大きいとみる。さらに、フレキシブル基板(FPC)も安定生産やコスト構造の改革などの独自努力で従来よりも高い利益水準を期待できる状況にあると評価した。

  東天紅(8181):7%高の198円。上野動物園(東京都台東区)は、ジャイアントパンダのシンシンの展示を25日から中止すると発表した。16日ごろから食欲が減少、体の変化など妊娠の兆候が認められるようになったとしている。パンダの赤ちゃんが誕生した時の上野地区への観光客増加など期待した買いが集まった。同地区に西洋料理店舗がある精養軒(9734)も1.2%高の916円となった。

  ダイビル(8806):5.3%高の1131円。野村証券は目標株価を1400円から1620円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続。日本で保有する不動産のうち延床面積で62%、賃貸売上高の48%を生み出している大阪の不動産市況が底打ちの兆しを見せていると指摘。IRや大阪万博の誘致が起爆剤となる可能性とみる。

  テルモ(4543):3%高の4455円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を4200円から5800円に引き上げた。心臓血管カンパニーが売り上げと利益成長を引き続きけん引すると予想。これにホスピタルカンパニー、血液システムカンパニーと今期は3事業ともに増収増益が見込まれると分析した。

  エイチ・ツー・オー リテイリング(8242):4.4%安の1838円。野村証券は投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を2100円から2000円に下げた。中長期視点での新規先行投資が19年3月期に向け目白押しと指摘。18年3月期営業利益予想を245億円から225億円に(会社計画210億円)、来期を265億円から220億円に減額。百貨店事業の経費予想を引き上げた。

  センコーグループホールディングス(9069):4.3%高の677円。SMBC日興証券は投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を750円から830円に引き上げた。18年3月期から新たな新中期計画期間に入り、低温物流事業や3PL事業の一段の拡大が加速すると指摘。18年3月期は人件費関連費用の増加など一時費用などを除けば増益トレンドにあり、19年3月期には前期比9%の営業増益が可能と予想する。

  アイロムグループ(2372):5.7%高の1334円。子会社のIDファーマが、多能性幹細胞から褐色脂肪細胞を製造する技術についてオーストラリアで特許査定を受けたと22日に発表した。同技術は知的財産として確立される。今後の事業化による収益貢献が期待された。

  Jストリーム(4308):100円(19%)高の619円でストップ高。動画データに表示される文字情報を高精度に検出するシステムに関する日本での特許を取得したと発表。ケイ・ピー・アイ(東京都品川区)と共同で取得したもので、機械学習やディープラーニングなどの人工知能技術を活用し、動画内に現れる文字に背景や色などがかかっていても正確な検出、認識が可能としている。

  平和(6412):4.2%安の2475円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を2290円から2010円に引き下げた。遊技機の事業環境悪化により収益低迷が続くとみており、18年3月期営業利益予想を397億円から321億円に、19年3月期を384億円から315億円に下方修正。投資判断は「中立」を継続。

  ディジタルメディアプロフェッショナル(3652):7.6%高の2665円。任天堂「New ニンテンドー2DSLL」に独自技術「MAESTRO」をベースにした高速の画像処理を専用に行うプロセッサ(GPU)コアが採用されたと発表した。同社はこれまでにも「ニンテンドー3DS 」や「ニンテンドー3DS LL」など向けに、3Dグラフィックス対応のGPUコアを提供している。

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