トランプ米大統領の国防予算5745億ドル、高額兵器の増強公約先送り

  • 国防総省予算は16会計年度比で10%増加
  • 「F-35」や「スーパーホーネット」などはオバマ前政権の計画踏襲

トランプ米大統領の初の国防予算案は、高額兵器システムの予算大幅増額を先送りする一方で、軍の即応能力の強化や、レイセオン製巡航ミサイル「トマホーク」100発など精密誘導兵器などへの配分を増やす内容だ。

  23日に提出された2018会計年度(17年10月-18年9月)予算教書によれば、国防総省の予算は5745億ドル(約64兆円)と、16年度予算に比べて10%増加。17年度予算として議会が承認した金額を約9.5%上回る水準となった。

  ロッキード・マーチンの戦闘機「Fー35」70機に約108億ドル、ボーイングの戦闘機「F/A-18スーパーホーネット」14機に13億ドル、空中給油・輸送機「KC-46」15機に31億ドルの予算を要求したが、オバマ前政権の見通しと同じ数量だった。

  トランプ大統領はまた、海軍の艦船建造を加速させ、オバマ政権での計画(305隻)を上回る350隻を最終的に目指す意向を繰り返してきたが、少なくとも1年間先送りし、18年度予算では8隻の建造を求める。海軍は今年、建造を加速させるため18年度に12隻の予算請求が必要になると説明していた。海軍が現在、配備できる艦船は275隻。

原題:Trump’s $575 Billion Defense Budget Delays Promised Buildup(抜粋)

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