米予算教書の想定シナリオは「ばら色」、成長加速でもインフレ進まず

  • 米経済成長率は20年までに3%に加速と想定
  • 失業率は20年に4.7%、インフレ率は向こう10年間に年2.3%

Copies of the fiscal year 2018 budget inside the Government Publishing Office production facility in Washington, D.C.

Photographer: T.J. Kirkpatrick/Bloomberg

米経済は今後10年間、最も楽観的なシナリオをたどるとトランプ政権が想定していることが、22日公表された予算教書の表で示された。経済が急成長しても、懸念されるインフレ高進や労働市場のさらなる需給ひっ迫を招かないと予測した。

  この想定では米経済成長率は2020年までに3%に加速するとされ、トランプ政権がこれまでしばしば示してきた目標と一致。失業率は20年に4.7%と緩やかな上昇にとどまり、消費者物価指数に基づくインフレ率は今年2.6%、向こう10年間は年2.3%と想定した。

  マルバニー局長の下で米行政管理予算局(OMB)がこれらの想定を公表するのは初めて。トランプ政権は税制改革と規制緩和が需要の大幅拡大に寄与すると主張してきた。一方、多くのエコノミストは3%成長が長期間維持されるとの見通しに既に懐疑的であり、失業率低下や物価上昇の加速を引き起こさずに経済成長が加速し得るとの見方に対し、一段と否定的になりそうだ。

原題:Everything’s Coming Up Rosy in Trump Budget’s Economic Scenario(抜粋)

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