ヘッジファンドのチューダー創業者、AI新興企業2社に投資-関係者

Paul Tudor Jones.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ヘッジファンド運営会社チューダー・インベストメントの創業者、ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、人工知能(AI)関連の新興企業2社に投資している。同氏はビッグデータを採用する戦略に事業を拡張している。

  事情に詳しい関係者が情報が非公開であることを理由に匿名を条件に明らかにしたところによると、ジョーンズ氏は商品や通貨、株式先物の取引に衛星信号と船舶運航データなどを利用する投資会社カーゴメトリックス・テクノロジーズに投資している。同氏は、匿名で提出されたモデルを利用して投資するヘッジファンド、ヌメライ(サンフランシスコ)にも出資しているという。

  チューダーの広報担当者はこれらの投資についてコメントを控えた。投資については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。カーゴメトリックスとヌメライにコメントを求めたが、回答は得られていない。

  ジョーンズ氏は自身の会社でも個人でも、数量モデルを採用するテクノロジーと投資会社に資金を移行している。2015年には、機械学習と投資の融合を目指すボストン地区の新興企業、フィーチャーエックスとマシン・アルファの2社に数百万ドルを投資。同年には、自己資金とチューダーのパートナーの資金で、アルゴリズムトレーディング会社HCテクノロジーズ(シカゴ)との合弁企業、ローンチパッド・トレーディングを設立した。友人で投資家のグレン・ドゥビン氏が過半数株式を保有するクオンツトレーディング会社エンジニアズ・ゲートにも個人的に出資している。

  チューダーのほか、スティーブ・コーエン氏が率いるポイント72アセット・マネジメントやコアチュー・マネジメントなどの投資会社は、競合他社より優位に立てるアイデアを生み出し評価するため、データサイエンティストを増員している。ヘッジファンドはここ数年、リターンが低迷し投資家らが高額の手数料に不満を募らせる中、プレッシャーにさらされている。

原題:Tudor’s Jones Said to Back AI Hedge Funds CargoMetrics, Numerai(抜粋)

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