米国株:3日続伸、サウジ・米企業の投資合意や原油高を好感

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22日の米株式相場は3営業日続伸。トランプ米大統領が訪問中のサウジアラビアと米企業が投資合意に達したことで工業株が買われた。今週の石油輸出国機構(OPEC)総会を前に米原油先物が1カ月ぶり高値に達したことも追い風となった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2394 .02。ダウ工業株30種平均は89.99ドル(0.4%)高の20894.83ドル。

  前週は米国とブラジルでの政局混迷を受けて金融市場は神経質な展開となっていたが、この日はリスク選好のトーンが戻った。米国での追加利上げが近づく中で、世界経済が今回のような混乱に耐えられるかどうかに投資家は再度注目している。市場関係者は今週、24日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC、5月2-3日開催)議事録を細かく検証するとみられる。

  S&P500種の業種別11指数では情報技術と公益事業が高い。ボーイングなどの航空宇宙および防衛株は、サウジ政府が米国企業と複数の大型取引に署名したことが好感されて上昇した。バッキンガムのアナリスト、リチャード・サフラン氏はこれに関し、「時代遅れの兵器から近代的な機器に更新する需要が世界的に広がっていることを示す」取引だったとリポートで指摘した。

  海通国際証券集団のセールストレーディング担当マネジングディレクター、アンドルー・サリバン氏(香港在勤)は、「トランプ大統領は外遊中で、向こう数日間にあまり多くのニュースがないことを望む。落ち着きを取り戻すチャンスになればいいと期待している」と指摘。「(米株式)相場はまた一段高となった。金融市場が過去最高値圏で推移する局面で波に乗り遅れたくない一方、波に乗って損をしたくないとの思いが投資家にはある」と話した。

原題:U.S. Stocks Rally After Oil Advances, Dollar Weakens(抜粋)
原題:U.S. Stocks Rise as Oil Advances, Dollar Weakens: Markets Wrap(抜粋)
原題:Defense Shares Take Off on U.S.-Saudi Arms Deal: Chart(抜粋)

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