中国:遺伝子組み換え作物で全国的な意識調査、来月実施

  • 「ゴールデンライス」巡る試験では世論の反発も
  • 中国化工集団が月内にGM手掛けるシンジェンタ買収完了へ

中国は遺伝子組み換え(GM)作物受け入れについての国民の意識を調べるため、全国規模の調査を来月実施する。

  清華大学新聞伝播学院の金兼斌教授によれば、同大など中国の3大学が調査を行う。中央政府が支援するこの調査は、GM技術に関する基本的な知識を広めるためのソーシャルメディアを通じたキャンペーンと連動して実施されるという。

  2012年に中国で行われたGM栽培のコメ、いわゆる「ゴールデンライス」を巡る試験は、世論の反発を招いた。子供の親がGM米だと認識しないまま、子供向けにこのコメが提供されたと伝えられたためだ。

遺伝子組み換え技術で栽培された「ゴールデンライス」

Photographer: Imaginechina

  金教授は「遺伝子組み換えという言葉で青ざめる中国人は多い。新聞やソーシャルメディアで誤解を招くような情報があったため、GM作物ががんや不妊の原因になると信じている人もまだいる。地方でGM作物栽培に反対するとの決定が最近なされたことも国民の混乱に拍車をかけている」と述べた。

  中国化工集団(ケムチャイナ)は今月、スイスの農薬・種子メーカー、シンジェンタの買収を完了する見込み。遺伝子組み換えトウモロコシの種子を生産しているシンジェンタの株主は、両社の統合を承認している。
 

原題:China Pushes Public to Accept GMO as Syngenta Takeover Nears(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE